金利

銀行窓口で絶対に聞いてはいけない「3つのNG質問」

銀行員のアドバイス



私たちの生活には銀行の存在が欠かせません。

しかし、銀行の金融商品は多種多様で、一般の人にはよくわからないものも多いでしょう。

そんな時、なんの予備知識もなく銀行員にアドバイスを求めると、単に「銀行員が売りたい商品」を売りつけられて後悔する恐れがあります。

今回は、筆者が銀行窓口で絶対にしない3つのNG質問をもとに、銀行員のセールストークに惑わされることなく、冷静に金融商品を選ぶための基本的な心構えについてお話しします。


NG1「おすすめの(金融)商品はなんですか?」

まず、いかなるケースでも銀行員に「おすすめの(金融)商品はありますか?」と尋ねるのはNGです。

なぜなら、銀行員がすすめる商品はあくまでも「銀行で販売を推進しているもの」であり、顧客にとってメリットになるかどうかは怪しいからです。

例えば、最近銀行の窓口で筆者がよく勧められる
カードローン機能つきキャッシュカード
は、よほど口座の管理をしっかり行わないと、自動的に高い利息がつく「借金」をする恐れがある商品です。

そのような商品をあえて売る理由はもちろん「会社にとって利益が高い商品」だからです。

銀行は慈善事業ではない


低金利政策が続く中、銀行は高い手数料や利息など、より多くの利益が期待できる商品を売ることが必須となっています。

悪く言えば顧客をカモにしてでも利益を上げる必要があるのです。

そのため、基本的な心構えとして、
銀行員のセールストークはまず疑ってかかることを肝に銘じる




NG2「固定金利と変動金利のどちらがおすすめですか?」

住宅ローンなどの返済方法について、「固定金利と変動金利のどちらがいいですか?」と尋ねるのもNGです。

金利が低い今、銀行員にその質問をすればほぼ100%「変動金利がおすすめ」と言うでしょう。変動金利の利率がとても低いからです。

しかし実を言えば、固定金利は金利の変動に左右されず返済プランを立てやすいなどのメリットがあり、人によっては固定金利の方が適している場合があります。

しかし、銀行員はそのことを顧客に説明しません。

なぜ説明しないのか…


顧客に変動金利を選んでもらった方が銀行にとっては利益になるというのが一番の理由ですが、実はもう1つ理由があります。

一般的な顧客は、意外と目先の利益に囚われがちです。

そのため、銀行員が顧客の状況を考慮した上で固定金利をおすすめしても、変動金利よりずっと利率が高いことに納得せず他の銀行に行ってしまう人が多いのです。

そのような理由から、銀行員は変動金利をすすめるしかないのです。

以上の理由から、固定金利と変動金利についての銀行員の意見はあくまでも参考程度にとどめ、あとは
インターネットや新聞、雑誌などのお金情報も参考にした上で、最終的にどちらを選ぶか慎重に判断する




NG3「どんな投資商品を選ぶとお得ですか?」

3つ目のNG質問は「どんな投資商品を選ぶとお得ですか?」です。

そう聞けば、銀行員が高い手数料や維持費がかかる外貨預金などを紹介する確率が高いでしょう。

今や銀行は各種金融商品の手数料収入で成り立っていると言っても過言ではないからです。

NISAは例外


個人投資家向けの少額投資非課税制度「NISA」や「積立NISA」などは例外です。

これらは低リスク低コスト、日経平均株価と連動した成果を目的とする投資信託「インデックス型投資信託」を一定額非課税にする制度で、金融庁の先導のもと、各金融機関が積極的におすすめしています。

これなら購入しても大きな問題にはならないでしょう。

ただし、投資商品には必ずリスクがあります。

高い利益が期待できる商品はさらに高いリスクを伴います。
よほど運用に慣れている人以外は手を出さないのが鉄則

また、預金ではないので保護の対象にはなりません。そのため、よく考えた上で、購入するかどうかを判断しましょう。


「自分で」判断



銀行員は、
より高い利益の商品を売るため、全力を挙げて自行の金融商品について勉強しています
いくら筆者が元銀行でも、毎日商品を売り込み続ける現役銀行員には太刀打ちできません。

下手をすれば巧みな勧誘に引きずられそうになります。

そんな銀行員の巧みな勧誘を一般の客がうまく避けるためには、とにかく
銀行員のセールストークを疑ってかかり、彼らに選択の決定権をゆだねない

ことです。

また、最終的にどの金融商品を選ぶかについては、さまざまな情報を元に「自分で」判断しましょう。(執筆者:大岩 楓)

住宅ローン「冬のボーナスで繰上返済して期間を短くしたい」と考えいてる方は要注意!

住宅ローンを返済されてみえる方の心理として、「少しでも早く住宅ローンを返済したい」という思いがあるかと存じます。

「今冬のボーナスで繰上返済して期間を短くしたい」
と思っている方は、自分に当てはまらないか一度記事に目を通してみてください




償還(賦払)期間に気を付けましょう

償還(賦払)期間のお話です。

住宅ローン控除の対象となる住宅ローンとして、償還(賦払)期間が10年以上というものがあります

期間短縮型の繰上返済をすることで、償還(賦払)期間が10年未満とならないようにご注意ください。

問題 下図の場合は住宅ローン控除はどうなるでしょうか?


銀行ローン 当初借入期間が15年(緑矢印)の場合、返済開始2年後に期間短縮型の一部繰上返済をし、それにより借入期間が4年短縮されて残りの借入期間が9年(赤矢印)となりました。


一見すると、住宅ローン控除はストップになりそうですが、住宅ローン控除は継続して受けられます

上記でいうところの償還(賦払)期間10年以上というのは、
既に返済を済まされた期間 + 残りの借入期間 = ?
のことで、「?」部分が10年以上となれば問題ありません

国税庁HP内の質疑応答事例にも次のように記載されております。

当初の契約により定められていた最初に償還した月から、その短くなった償還期間の最終の償還月までの期間が10年以上であれば、その年の12月31日における実際の借入金の残高を基として住宅借入金等特別控除の適用を受けることができます。(引用:国税庁HP)


初めての一部繰上返済で10年未満になることはあまりないかもしれませんが、複数回おこなう際にお気を付けください


「土地融資」と「建物融資」の2本立てローン



土地を購入されて、注文住宅を建てた場合などで土地融資と建物融資というふうに2本立ての住宅ローンという方もいると思います。

その場合で建物融資のほうが金利が高いために優先して一部繰上返済などした場合に注意が必要です。
土地融資と建物融資を別々に借り入れた場合には、建物融資が控除対象外になりません。
住宅ローン控除の適用要件のひとつに
10年以上にわたり分割して返済する方法になっている新築または取得のための一定の借入金または債務があること
というものがあり、控除の考え方の根本は建物(住宅)ベースで建物融資とセットでなければいけないということです。

借入金又は債務には、住宅とともに取得するその住宅の敷地の用に供される土地等の取得のための借入金などを含みます

建物融資について控除対象外になると、同時に土地融資についても控除が受けられなくなってしまうのでお忘れなく。
 
今回の話はあくまでも住宅ローン控除の恩恵を最大限受けたい方のためのお話です。

諸事情や感情的にそんなことよりも早く返してしまいたい方などはもちろんそちらを優先してください。(執筆者:小木曽 浩司)

金利が3%のマレーシアで資産運用 「口座開設」して貯金を増やす方法

日本では、預金がマイナス金利のため、定期預金を組んだとしても金利はほぼゼロなわけですが、海外には定期預金を組むことで結構な金利が付く国があります。

下記の「政策金利ランキング」をご覧ください。


≪画像元:政策金利ランキングより≫



マレーシアで、1年の定期預金を組んで3%以上の金利を得る!



上の金利ランキング(2017年7月現在)で11位にマレーシアがランクしています。

東南アジアのシンガポールの上に位置している国であるマレーシアは、石油や天然ガス、パ―ムオイルを輸出している資源がとても豊かな国です

シンガポールに次いでGDPが高い、東南アジアの優等生です。シンガポールと同じく赤道直下に位置している常夏の国です。

そして近い将来、先進国入りを目指しており、高度成長今真っ最中です。

ここ10年の間で国民所得を倍増することを目標にしており、人口も若い人たちを中心に毎年2割程度も増え続けています。

このような経済発展中にある国であるため、日本では絶対にできないような資産運用ができるのです。

わずか一年間で3%以上の金利が付く


もしマレーシアで銀行口座を開設し、定期預金を組むことができるならば、わずか一年間で3%以上の金利が付いてきます。

さらに5年間の定期預金を組むと、4%程度の金利が付くことになります

もしくは高額で定期預金を組むことによって、わずか1年間の定期預金であっても、4%程度の高い金利を付けられる場合があるのです。

ただし、金利はマレーシア中央銀行が決定するものであるため、常に変動しています。さらにマレーシアの国内の銀行によっても多少金利は異なっています。

2017年現在、マレーシアの金利は3%ですが、これから何年間もずっと高い金利を維持し続けるかどうかはわかりません。

10年程前にはオーストラリアの金利が高い時代があり、日本国内の多くの銀行でオーストラリアの金融商品をこぞって勧めていました。

その頃はまだオーストラリアの金利が6%程度だったのですが、今ではオーストリアの金利はかなり低く抑えられて低くなり、2%程度になっています。

そのため、マレーシアも今後経済発展がさらに進んでいき、先進国入りを果たすレベルになれば、現在のような高い金利でなくなる可能性が大きいということなのです。


マレーシアの銀行のペイオフ制度



次にマレーシアの銀行のペイオフ制度についてお伝えします。

マレーシアの銀行も日本の銀行と同じようにペイオフ制度をとっています。

日本国内の銀行がつぶれてしまうことは、簡単に想像できません。日本経済が新興国の経済に比べれば強いと思われていることからしても、そのように考えられます。 

まだそこまで国の経済が安定していないマレーシアのような新興国では果たしてどうなのだろう? と思われる方もずいぶん多くいらっしゃるかと思います。

これはマレーシアに限らずですが、海外の新興国で金利の高い国の銀行となれば、突然何が起こるかわからないのではないだろうか? と思われて当然です。
 
なぜなら、一般的に「リスクのないところにはリターンがない」といわれているからです。

そのため、それなりにリスクに対しての補償があるかどうかを確認してから投資することが重要だと思います。

上限は日本円でおよそ675万円程度


マレーシアの国内の全銀行においてペイオフ制度をとっており、上限は25万リンギットとなっています。

現在の為替相場(2017年10月10日現在)では1リンギット=約27円で、日本円にすれば、およそ675万円程度です。

ペイオフ制度は、1つの銀行の口座に対しての補償であるため、もしあなたが2,000万円程度の貯金をリンギットに替え、マレーシア国内の銀行で安全に運用をしたければ、3つの銀行にお金を分けて預け入れ、定期預金を組めばいいのです。

つまり、マレーシアの国内にある3つ以上の銀行に定期預金の口座を一つずつ作り、そこに25万リンギット相当(約675万円程度)を入れておけば、たとえマレーシアの銀行に何かあったとしても補償されるのです。

くり返しますが、ペイオフの範囲内の金額で定期預金を組んだことになるので、もしマレーシアの経済が破綻し、銀行が潰れたとしてもこの範囲内であれば預けたお金は補償されるわけなのです。

マレーシアの3つ以上の銀行にそれぞれ675万円程度の金額の貯金を均等に分けて預け入れ、満期が来ても引き出さずに利子もそのまま定期に組み込んで、複利で年利3%のまま何年も回し続けていくと、1年間で金利分が60万円ずつ増えていくのです。

そしてその金利の分が元金にプラスされていきます。つまり毎年元金の定期預金額が増えて、再投資ができるのです。

このように、そのまま据え置いて、複利で何年も定期のままで続けて預け入れておくことにより、雪だるま式で預金額が増えてくことになります。

マレーシアの金利は変動するので注意が必要


しかし、それはあくまでマレーシアの金利が3%のままで維持している事が前提になります。

マレーシアの金利は変動するものですので、この先何年もずっと変動することなく、ずっと3%のままでキープしていかれるとはいえません。

そのため、いつ口座の解約をしてもいいように1年ごとに定期預金の増えた金利の分だけ普通預金口座に振り替えるようにし、元本だけを更新していくことにしてもいいのです。

そのようにしたら、普通預金口座に振り替えられる金利の分をマレーシアでの生活費やその他の貯蓄に回すことができ、かなりお得にマレーシアでの生活ができます。

ある程度の期間、資金を置いたままにできる方にはおすすめ


このような資産運用が可能なため、ここ10年以上もの間、マレーシアが移住したい国ナンバー1の国としてリタイアした団塊世代の年金生活者の方が多く移住する先として人気をキープし続けているのです。

ただ、金利が高いとは言っても、当然為替リスクがあるため、円 → リンギットに替えた時点のタイミングよりもその後のリンギットの価値が下がってしまった場合にはその分の損失が生じてしまいます。

もし損失がかなり大きい場合には、金利で得た利益より損失した額が上回ってしまうことも考えられます。

ただし、株などの投資と同じように考えて、ある程度の期間はマレーシアに資金を置いたままにできるのであれば、リンギットの価値が再び上がってくるまでマレーシアの銀行口座にリンギットのままにしてお金を預け続け、再び価値が上がったタイミングで解約すれば決して損をすることはないわけです。

以上のことを踏まえた上で、マレーシアで口座開設し、高い金利を受け取って資産運用をすることができます。


マレーシアで口座を開設するには?

マレーシアで銀行口座を開設するためには、マレーシア政府が長期滞在を許可しているビザを取ることが原則的には必要です。

長期滞在ビザには次の3つのビザがあります。

1. ワーキングビザを出してくれる会社で勤務する
2. MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホームビザ)を取る。
3. 永住権を取る。

1. ワーキングビザを出してくれる会社で勤務するためには、マレーシアに駐在として赴くか、マレーシアの現地企業で雇用してもらい、ワーキングビザを発行する手続きをしてもらう必要があります。

2. MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホームビザ)を取るためには、ある程度の財産を持っていることを所有しそれを証明できる書類を金融機関から取り寄せることや、毎月の収入を証明できる書類を取り寄せて、マレーシアの政府から10年間の長期滞在ができるようにビザ発行の許可を取り付ける必要があります。

個人的にビザの申請をしようと思うと、結構大変で時間もかかりますが、ビザ取得の専門エージェントに頼めば、自分で取得するよりもかなり手間と時間をかけずに取得することができます

MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホームビザ)の取得条件など詳細については、別途お伝えしたいと思います。




さいごに

以上のお伝えしたように、マレーシアで銀行口座を開設するには長期滞在のビザが必要なのですが、ここ最近は通常の観光ビザでマレーシアに来ている旅行者であっても、財産の金額にはそれほど関係なく、預け入れができると銀行が認めた方に対しては、例外的に口座開設をしてくれる銀行も出てきているそうです。

口座の開設は、長期滞在ビザ所有の方以外の方はマレーシア政府によって、していけないと禁じられているわけではなく、各銀行で単に口座開設の条件を長期滞在ビザの所有者に限定しているだけのようです。

そのため、銀行自体が口座開設を許可すれば、旅行者で口座開設ができる場合があるです。

ただし、それはあくまで例外的なケースです。

長期滞在のビザなしで口座開設を希望される方は、現地日本人エージェントに仲介をしてもらう必要があるようです。

そして、まずは始めに、通常の観光ビザで90日以内の滞在は可能なので、口座を開設するかどうかの判断をする前には、一度マレーシアという国がどんなところかを旅行者の視点でご自身で視察しに行ってみることをおすすめします。(執筆者:鈴木 美代子)

【スリムクラブ・内間政成さん】欠陥住宅に74歳まで月20万円のローン地獄。不動産&ローンのプロが教える「彼の失敗から学ぶこと」

住宅ローン地獄を激白したお笑い芸人


≪画像元:吉本興業株式会社


吉本興業のお笑い芸人である、スリムクラブ・内間政成さんが、
「74歳まで毎月20万円」の住宅ローン地獄
を告白して話題になっています。

さんざんな状態になってしまっている内間さんですが、住宅ローン破たん自体は増えていて、全くの他人ごととも言い切れない怖さもあります。

失敗談から学び、同じようなことにならないようにするためのチェックポイントを確認します。


ポイント1 中古住宅購入の際の注意点

最近は中古住宅ではもちろん、新築住宅でもインスペクション(住宅検査)を実施するケースが増えています。

住宅の施工においては、施工業者の技術や性能にばらつきがあり、完成後に見ただけではその良し悪しがわかりません。

新築住宅の場合、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、
住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分について、引き渡しから10年間の瑕疵担保責任を負う
ということが、売り主である宅地建物取引業者や工事を請け負った建築業者に義務づけられています。

中古住宅の場合にも販売者が業者の場合には2年以上の瑕疵担保責任を負うことが義務付けられています。

中古住宅で売主が個人の場合


個人間売買ですので、瑕疵(住宅の欠陥も含めて)を担保する期間については免責、あるいは2~3か月程度に設定するケースが多くなります

住宅を売却される方は、その後の住まいなどをすでに手当てしていたり、相続などが発生し、住むことのなくなった住宅を売却したうえで売却資金を納税資金に充てるケースも多くなります。

売却後しばらくたってから想定外の支出が発生しても対応できなくなるケースが多いため、リスクを負う期間を短くしたいと考えるためです。

施工品質は不動産取引のプロでも難しい


施工品質について、素人にわからないのは当然ですが、不動産取引のプロでもトラブルに巻き込まれることがあります

最近は不動産業者が土地、あるいは中古住宅を買い取り、新築あるいはリフォーム・リノベーションを施した後、不動産業者がその物件を売主として再度販売するケースも増えています。

ところが、建物の施工に関する技術的なことについては不動産業者でも明るくない業者が多いです。

その業者が依頼した施工会社の施工不良を見抜けず
、トラブルに巻き込まれることがあります。

業者が販売時に欠陥を見抜けなかった場合




業者が販売する物件には住宅瑕疵担保保障が付くものの、販売時に欠陥を見抜けなかった場合、まず販売した会社が責任を負います

不動産取引では金額も大きく、責任を負い切れないことにもなりかねません

住む家のことですので、大きな瑕疵があれば買主の生活環境への影響は重大です。

保険をかけることも可能


現在はインスペクションを実施し、保険を掛けることもできます。保険でカバーされる範囲については確認が必要です。

売主が知らなかった場合でも保険によりカバーされますが、2011年当時ではその制度も整備途上で利用した人は少ないと思います。


ポイント2 住宅購入時の「返済計画」

このところ低金利が続いていることもあり、不動産業者は営業トークで
「家賃と変わらない返済額」
「金利負担の小ささ」
などをアピールし、購入を促します。

不動産はどれも「一品もの」であり、本当に気に入った物件を買うときには「悩んでいる暇はない」とも言えます。

それだけに、住宅探しを始める前に自分や家族の将来の資金需要や、返済計画を検討し、確実に返済できる予算を検討しておくことが重要です。


ポイント3 「頭金ゼロ」の危険性

今後トラブルになりかねないと私が感じるのは「頭金ゼロ」での購入です。

「これから不動産の価格は下がる」と言われていますが、実際にどうなるかはわかりません。

地域により差もあると思いますが、下がる可能性は意識しておくべきだと思います。

スリムクラブ・内間さんのように施工不良が見つかることで価値が下がってしまうこともあり得ないとは言い切れません

不動産価格が下がるとどうなるのでしょうか


自分で所有し、住んでいる不動産は住み続けているうちはあまり価格変動は気にならないでしょう。ところが、何らかの事情で売却が必要になる場合に注意が必要です。

売却価格よりもローンの残債が多い場合、自己資金を足さないと売却できなくなります

購入当初は売却するつもりはなくても、将来、収入が減る可能性や、家族構成の変化など何らかの事情で売却せざるを得なくなること、売却したほうがいい状況になることはあります

その時、追加資金を拠出する必要が出ると「売るに売れない」ということも起こりかねません。

そのためにも購入時には少なくとも1割程度の頭金を出しておくほうが安心です。また、頭金があると金利が下がることもあります

頭金を用意することで、さまざまなメリットとリスクヘッジができます


スリムクラブ・内間さんの場合はどうすればよかった?



内間さんの場合、番組の企画ということで事の成り行きはわかりませんが、「住宅の性能チェックが不足していた」ことが最も悔やまれるところです。

さらに
不具合を発見した時にどのように対応されたか
も気になるところです。

中古住宅ということで、以前にお住まいだった方がカビの発生などがあることを認識していた可能性はあります。

仲介業者などで、そのような現象が起きることを把握できれば当然指摘もあると思いますが、販売直前にリフォームなどを施していた場合には確認できないこともあるでしょう。

もともと売主が物件に欠陥があることについて知っていた場合は「瑕疵」とは言いません

しかしながら、
修補を求める場合には買主が売主に対し「売主は知っていたはずだ」ということを証明する必要がある
など、実際には困難な場合が多いでしょう。やはり第三者機関の検査を受け、お墨付きを受けておいた方が安心です。

住宅ローンを組む際の注意点


スリムクラブ・内間さんは3%の金利の住宅ローンを組まれているとのことでした。

2011年のフラット35の金利は3%くらいですので、固定で組まれているのであればそんなに高い金利ではないと思います。

もし変動金利で組まれていて現在も3%の金利ならば結構大変です。

借り換えのメリットはあるが…


今の金利はもっと下がっていますので、借り換えができればメリットも出ると思います。

しかし、その後、欠陥があることが判明したことで、購入した価格では売却ができなくなっていたり、現在の収入状況で借り換えをしようにも新たな与信が付かず借り換えができない、などの可能性があります

内間さんについてはわかりませんが、健康上の都合で借り換えができないというケースもあるでしょう。

芸能人、特にお笑い系の方は業界の新陳代謝が早く、収入も不安定な方が多いと思うので借り換えは難しい面も多いと思います。

将来のさまざまな環境の変化について完全に予測できませんが、ある程度予測は可能だと思います。

「返済できるか」を購入時の基準だけでなく、将来のことも見据えて検討しておく必要があるでしょう。


お笑い芸人のひとごとではありません



マイホームの購入は多くの人にとって人生最大の買い物です。金額が大きくなり、生活環境に大きな影響があることから失敗は許されないといえるでしょう。

テレビ番組の企画で買う方は気の毒だと思いますが…実際には衝動的に住宅購入を決めてしまう方は少なくありません

住宅購入の際は家探しを始める前の準備が非常に大切


マイホーム購入により、長期の住宅ローンを組む方がほとんどです。その期間中にはさまざまな環境の変化があるでしょう。その中には予見できる変化もあると思います。

スリムクラブ・内間さんは番組の企画で「買わざるをえない」雰囲気の中で決断せざるを得なかった可能性もあるでしょう。

いざ物件を決める際には勇気を持って決断する必要がありますが、住宅購入の際は慎重に計画しておく必要があります。

普通の人ではありえなかった準備状況、心理状況の中で住宅を購入したスリムクラブ・内間さん。このような悲劇が繰り返されないように祈ります。(執筆者:西山 広高)

貯蓄の第一歩は「節約」ではない。貯蓄額を決める前に考える3ステップでお金を上手に貯めましょう。

思うように貯蓄ができない、節約法を試してみたけれどうまくいかないなど、「お金に振り回されている」と感じることはありませんか?

今回はお金と上手に付き合うための、基本の3ステップをご紹介します。

行動に移しやすいように、筆者が「これは良い!」と感じたサービスや商品もピックアップしていますので、参考にしてみてくださいね。




ステップ1 お金の流れを把握する

毎月いくらの手取り収入があり、その現金を何に使っているのかをしっかり把握することが大切です。

少なくとも1か月、できれば3か月ほどは、自分が何にお金を使っているのか確認する時間をとりましょう

NGパターン


貯蓄をしたいからと、いきなり「最低でも月3万円貯める!」などと目標を立ててしまう方がいますが、これはおすすめできません。

どの程度の貯蓄額が適正かは、収入や生活スタイルによって大きく異なります

実際の生活を無視して貯蓄額だけを設定してしまうと、無理な節約を強いることになり、結局続かなくなる可能性が高いのです。

家計簿を手作業でつけるのがめんどう


そう思う方はたくさんいます。

その場合は、可能な限りクレジットカードや電子マネーで支払い、現金を使わずに過ごすという方法があります。

これなら、月末に来る請求書を確認するだけでお金の流れが把握できます。

マネーフォワードのような、クレジットカードと連携可能な家計簿アプリを使うと、カードで使ったお金を自動で分類してくれるので、家計簿をつける必要がありません。

現金を使うことが多い方は、Zaimのような、レシートを撮影することで情報を読み込んでくれるアプリを利用すると便利ですよ。

いきなり貯蓄をスタートするのではなく、現状把握から始めるようにしましょう!


ステップ2 お金の優先順位を決める

お金の流れがわかったら、そこから「使い過ぎ」と感じる項目をピックアップしてみましょう。



「使い過ぎ」と感じやすいもの


通信費… 携帯電話のプランを見直す、格安simに乗り換えるなど

保険… 不要な保険を解約する、より適したプランに変更する

食費… 外食を減らし自炊する

美容費… 衣服費や化粧品代、美容院代をおさえる

自己投資費・教育費… 本当に必要かどうかを改めて考える

お金の優先順位


大切なのは、むやみやたらに全てを節制するのではなく、お金の優先順位をつけることです。

生きていくのに必須ではないからと、趣味や友人との交際に使っているお金を減らし、仕事や生活への活力が削がれるようでは本末転倒です。

自分は「何を大切にして生きていきたいのか」、逆に「何ならお金をかけなくても気にならないのか」をよく考え、優先順位の低い項目から支出を絞っていきます。

・ 大手キャリアにこだわりがなければ格安simへ

・ 漠然とした不安で入った保険は必要最小限にする

など、「本当に必要なもの」以外は手放すようにしましょう。
「自分にとってそれほど大切なものではないのに、なんとなくお金を使ってしまっていたこと」
への散財が減るだけでも、余分な支出はぐっとおさえられるはずです。


ステップ3 貯蓄し、運用する

不要な支出が減った分を貯蓄に回しましょう。何かあったときの防衛資金として、手取り月収の6か月分程度は現金で用意しておきたいところです。

防衛資金は、比較的金利が高く、いざという時に出し入れしやすい、ネット銀行の定期預金に入れておくのがおすすめです。

例えば記事執筆時点で、オリックス銀行の定期預金の金利は、100万円以上を1年の預け入れで0.10%、2年で0.15%です。


≪画像元:オリックス銀行


ゆうちょ銀行の定額貯金の金利は0.01%ですから、10倍の差があります。


≪画像元:ゆうちょ銀行


防衛資金以上の金額が貯蓄できる場合


運用へ回しましょう。資産運用には元本割れのリスクもありますが、一般的に低リスクと言われる商品でも、年利1%程度の利回りが期待できると言われています。

ゆうちょ銀行の定額貯金の金利の100倍だと思えば、リスクを取って運用を始める意義も実感できるのではないでしょうか。

最初の投資としておすすめ


国内外に分散投資をしてくれる「バランス型投資信託」を、少額からつみたてで購入することです。投資先と投資時期を分散することは、リスクを軽減するのに役立ちます。

「バランス型の投資信託」を定期的に定額購入することで、必要最小限の手間でバランスのとれた資産運用を実現できるでしょう。

一般的に信託報酬(手数料)が高いというのが難点でしたが、最近はコストを抑えた商品も増えてきました。

例えば、「iFree 8資産バランス」という商品は、国内外8つの資産に均等に分散投資しつつ、運用コストも安いので、初めて資産運用を始める方にもおすすめできる商品の1つです。





「お金と上手に付き合えている」と感じるために必要なこと



・お金の出入りを把握できているという安心感

・自分が大切と思うものにお金をかけられているという実感

・いざという時の備えがあり未来への投資も行っているという余裕

これらのことは、「お金と上手に付き合えている」と感じるための大切なポイントだと考えています。

「いつもお金に振り回されているように感じる」という方は、この3ステップを焦らず時間をかけて実践してみてくださいね。(執筆者:青海 光)

定年退職後の生活は20年~30年。生活資金は普通預金(金利0.001~0.020%)に預けたままで足りますか?

超高齢化社会の日本



先月、総務省が発表した人口推計によると、国内の90歳以上人口が初めて200万人を突破しました!

また、2016年に仕事に就いていた65歳以上の高齢者は、同省の労働力調査で過去最多の770万人に達し、1年間で38万人増えたそうです。

平均寿命、健康寿命ともに年々延びています。65歳定年後のセカンドライフは20年、30年ととても長いのです。

退職金、公的年金、預貯金だけで生活をするには十分とは言えません

仕事を続けている方が増えているのは、健康のためや社会とのつながりを求める理由だけでなく、経済的な理由も多いと感じます。

生活資金の足りない分を働いて稼ぐ、というのも高齢になるにつれて大変になってきます。
今、持っている資産を上手に運用することで少しでも資産を増やすことができれば。
その1つに金利の効果を利用する運用方法があります。


金利の効果

金利の効果をご紹介する前に、少し言葉の意味を確認しておきましょう。

金利は「利息の割合」を示すもので、「%」で表示します。

一方、利息はお金の貸し借りにおいて、「借りた側が貸した側に支払う対価」の「金額」を示します。

住宅ローン、教育ローンなどのお金を借りる時は、金利の低いものを選んだ方が利息は安くなり、お得と言えます。

金利の効果を利用して運用


お金を貸して(預け入れ)運用する際は金利が高いものを選んだ方が受け取れる利息は増えますのでお得と言えます。

金利の効果を利用して運用するというのは、「金利が高いものを選ぶ」ことを意味しています。

退職金1,000万円を銀行に1年間、預け入れた場合



金利(年率0.020%)→ 利息2,000円
低金利時代の日本では、お金を預け入れただけではお金は増やすことができません。

上記の例のように1,000万円を預けても2,000円しか利息を受け取れないのが現状です。

では、金利が高いところへ同じ1,000万円を預けて運用したらどうなるのでしょうか?

元金1,000万円を1年間、運用した場合




このように、数%の違いで大きな差がでます。

退職金のように大きなお金が元本となる場合は金利の効果もさらに高くなります。

しかし、単に金利の高いものを選べば良いという訳ではなく、次のような注意点も合わせて検討する必要があります。


注意点



1. リスクとリターンのバランスを確認


金利の高いものは、リスクも高くなる可能性があるため、内容を確認しておく必要があります。

2. 分散投資


1つの預け先(商品)で運用するのではなく、複数に分散して運用をします。

投資にリスクはつきもの。1つの預け先が破綻した場合のリスクを回避するために、分散して投資することが重要です。

3. 投資経験


投資経験や所有資産に合わせて運用をします。

収入がなく、所有資産だけで生活する際はリスクの高い運用はあまりお勧めできません

リスクとリターンのバランスを確認し、コツコツとお金が増えるような預け先(運用先)がお勧めです。


定年後の運用

日本人の金融資産の50%以上は銀行や郵便局への預貯金です。これも資産運用の1つですが現在、普通預金金利は0.001%~0.020%と低金利のため、利息はごくわずかです。

定年後においても、お金を増やす努力は必要です。

預貯金に加えて、金利の効果のある運用先でお金を増やすなどバランス良く資産を運用できると良いでしょう。

さまざまな専門家に相談しながら、また、ご自身でも投資の勉強をして定年後も上手に資産運用をしていただきたいと思います。


おわりに

今回、このコラムを書くきっかけになったのは年金生活者の方からの、このようなお言葉でした。
「平均寿命も伸びているから、私のこれからの人生まだまだ長いのよね。お金が減らないようにしなくちゃ。ためていても利息もほとんどつかないし…」
支払う税金は上がり、物価も上昇すると、これまでと同じ生活をしていても、出て行くお金は増えてしまいます。定年後でもお金を増やす努力が必要なのだと感じました。(執筆者:藤井 亜也)