かつての我が家は典型的な「お金がたまらない家」でしたが、子供の大学進学を機に大幅な家計の見直しを行いました。
その際に家の中をチェックしたら、いつ買ったかわからないデッドストックが山ほどありました。
その1つが「衣類」です。
今回は筆者の経験をもとに、衣類のデッドストックが家計を圧迫する原因と、その対策についてお話しします。

お金がたまらない我が家には衣類のデッドストックが山ほど
我が家の家計が苦しくなり家計を見直し始めた頃、重複買いによるむだづかいなどが原因となる「家の中のデッドストック」を全てチェックしました。すると、衣類のデッドストックが収納を圧迫するほどあり、自分がいかにむだづかいをしていたかを思い知らされました。
衣類がデッドストック化しやすい理由はいくつかあります。
1. サイズが合わなくなった
2. 流行行遅れになった
3. 安さにつられてよけいなものまで買った
4. 家にあるものと同じものを買った(重複買い)
2. 流行行遅れになった
3. 安さにつられてよけいなものまで買った
4. 家にあるものと同じものを買った(重複買い)
上記のうち、特に3と4についてはちょっとした注意で防ぐことが可能です。
にもかかわらず、筆者はまったくそのことに注意を払わなかったため、結果として衣類のデッドストックを増やし、知らないうちに家計を圧迫していたわけです。
我が家が衣類のデッドストックを作ってしまった理由
我が家が衣類のデッドストックを作ってしまった最大の理由は、安さにつられてつい余計なものまで買ってしまった点にあります。特に危険なのが次の2つでした。
● バーゲン
● ファストファッションのお店(ユニクロ・しまむらなど)
● ファストファッションのお店(ユニクロ・しまむらなど)
良いものが格安で買えるバーゲン会場ではいやがおうにも購買意欲が高まり、「今買わないと損」と錯覚してしまいます。
その結果、ついいらないものまで買ってしまいがちなのです。
また、ファストファッションは1,000円でおつりがくるような価格のものが多いため、やはりつい余計なものまで買ってしまい、結局着ないままデッドストック化しやすくなります。

重複買いの理由は「家に何があるかを把握していない」こと
家にある衣類と同じものを買ってしまった原因は、「家に何があるかを把握していない」
ということです。
特に我が家の場合、収納スペースが豊富にあったことが裏目に出ました。
収納スペースが多いと不要なものがたまりやすく、在庫を確認しづらくなります。
その結果収納スペースにしまい込んだものと同じものを買ってしまうことがよくあったのです。
その結果、着なくなった衣類が膨大なデッドストックとなってしまいます。
デッドストック対策
(1) 衣類の分類と整理を行った
デッドストック化した大量の衣類を前に、筆者は考えました。
「まずは今使えるものがどれだけあるかを確認しなければならない。」
そこで、自分の中で以下のルールを作り、手持ちの衣類を分類しながら整理しました。
処分
・ サイズが合わなくなった衣類
・ 明らかに流行が古い衣類
保留
・ 2シーズン以上着ていない衣類
保管
・ 毎シーズン着ている衣類
・ 礼服
・ その他必要だと思う衣類
なお、分類の際はあえて買った時の価格を意識しないようにし、あくまでも「今後も着られるかどうか」で判断しました。
その後、「処分」に分類した衣類の全てと、「保留」と分類したうち3年以上着ていない衣類をすべて処分することにしました。
また、衣替えのシーズンには必ず手持ちの衣類をチェックし、必要に応じて整理する習慣もつけました。
その結果、同じアイテムを重複買いすることがほとんどなくなりました。
(2) 衣類を買う前に必ず在庫チェックする習慣をつけた
もう1つ、デッドストック対策として行ったことがあります。
それは、新しい衣類を買う前に手持ちの衣類をチェックすることです。
特に留意した点は「手持ちの衣類とどうコーディネートするか」です。
また、筆者は新たに買うものの予算の上限も決めました。
すると、バーゲン会場などに行っても必要以上の買い物をしなくなり、衣類にかける費用を減らすことができました。

衣類のデッドストックを作らないためにはこまめな在庫チェックが必要です
かくして我が家は、家計を圧迫する原因の1つである「衣類のデッドストック撤廃」に成功しました。しかし、今後もデッドストックを作らないためには
継続して在庫チェックを行い、必要に応じて衣類を整理し続ける必要がある
ことも痛感しています。
そのため、面倒でもシーズンごとの衣類の在庫チェックや新たに衣類を買う前の予算の検討を怠らず、これからもむだづかいの原因となる衣類のデッドストックを防ぎ続けることを心がけたいものです。(執筆者:大岩 楓)