積立NISA

【投資のリターン】つみたてNISAをすべきか?高配当株でキャッシュフローを手に入れるか

人生100年時代を踏まえると、預貯金だけでなく、資産運用も取り入れたいところ。 資産運用の代表格である株式投資では、国も税制面で優遇してくれています。 ひとつは、積立投資を前提としたつみたてNISAですね。 また、税制面 […]

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【読者の質問に回答】実績がない投資信託の分析方法を教えてください。

マネーの達人LINEより質問(抜粋)


≪LINE@もあります。お気軽に質問してください≫


来年から積立NISAを始めてみようと思っており、先日SBI証券で口座の開設手続きを実施し情報を集めてます。

個人的には下記の2点が気になってます。

・楽天・全世界株式インデックス・ファンド

・楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天のインデックスファンドは実績がなさそうだけど、内容を見ると良さそうに見えます

どうなんでしょうか?


投資信託を選ぶときの大きなポイント

投資信託を選ぶときの判断基準についてはいくつかありますが、中でも大きなポイントは下記の4つかと思われます。

1. 投資対象… 国内株式、海外株式、債券など

2. 投資方針… 指数に連動した運用を目指すインデックス型、指数を上回ることを目標とするアクティブ型など

3. 実績… 過去の運用実績

4. コスト… 購入手数料、信託報酬など




楽天・全世界株式インデックス・ファンド

上記の基準に従い、楽天・全世界株式インデックス・ファンドについて分析します。

1. 投資対象


全世界の株式が投資対象です。米国・欧州・日本などのほか、中国やインドといった新興国の株式へも投資します。

大型株だけでなく中小型株も投資対象となるのが特徴です。

2. 投資方針


インデックス型のファンドで、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標としています。

実際の投資対象はこの指数に連動した「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」です。

3. 実績


この投資信託自体は2017年9月29日に設定されたばかりで、参考にできるほどの過去の実績はありません。

しかしインデックス型の場合は、連動を目標とする指数や実際に投資しているETFの推移を過去の実績として考えることもできます

ETFの状況は下記で確認できます。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF

≪画像元:Bloomberg


過去1年間の平均リターンは約24%、3年間では約8%、5年では約11%です。

モーニングスターの検索を利用し、同様の投資信託のリターンを見てみました。
検索条件:「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジ無)」、「インデックス・ファンドのみ」
該当投資信託:6件
過去3年の平均リターン:約7~9%
過去5年の平均リターン:約17~20%
過去3年でみれば、楽天の投資信託が実際に投資しているETFも同様の結果ですが、5年でみると他社の投資信託の方が、10%前後リターンが大きいという状況です。

ただし、他の投資信託は世界のすべての株を対象とするのではなく、設定した「テーマ」に沿って投資対象が絞られています。

分散性という点では楽天の方が優れていますし、リターンから判断すれば他社の方が優れているといえます。

4. コスト

購入手数料:なし(ノーロード)
信託財産留保額:なし
信託報酬:0.2396%
上記のモーニングスターでの検索結果から見ると、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が最も低コストでした。


楽天・全米株式インデックス・ファンド

上記の基準に従い、楽天・全米株式インデックス・ファンドについて分析します。

1. 投資対象


米国の大型・中型・小型株を投資対象としています。こちらのファンドも小型株まで含まれているという点が大きな特徴です。

2. 投資方針


インデックス型のファンドで、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標としています。

実際の投資対象はこの指数に連動した「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。

3. 実績


こちらの投資信託も実績はありませんが、ETFの推移から過去の状況を知ることができます。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ドルベース)

≪画像元:Bloomberg


過去1年間の平均リターンは約24%、3年間では約10%、5年間では約15%です。

こちらもモーニングスターで検索してみました。
検索条件:「国際株式・北米(為替ヘッジ無)」、「インデックス・ファンドのみ」
該当投資信託:20件
過去3年の平均リターン:約9~14%
過去5年の平均リターン:約22%
過去3年で見れば似たようなリターンですが、5年で見ると他社の方が、10%強リターンが大きいという結果です。

ただ北米株に絞った投資信託はまだ年数の浅いものが多く、5年のリターンが示されているものは1件のみ(SMTAM ダウ・ジョーンズインデックスF)でした。

4. コスト

購入手数料:なし(ノーロード)
信託財産留保額:なし
信託報酬:0.1696%
他の20件の投資信託の中で、やはりこちらが一番低コストでした。


どう判断するか

この2つの投資信託には共通する大きな特徴が2つあります。

共通点1 大型株・中型株のほかに小型株も投資対象としている


同様の投資信託を見ても、大型株から小型株までを投資対象としたものは見られませんでした。分散性を重視されるなら非常に魅力の高い投資信託と言えます。

共通点2 コストが非常に低い点


いずれも購入手数料はありません。

毎月積み立てるということは、毎月購入するということなので、購入手数料がないというのは大きな魅力です。

また売却時に差し引かれる「信託財産留保額」もありません。信託報酬は他の投資信託に比べて非常に低く、投資家にとって大きなメリットです。

単純に考えて、年間10%のリターンを出しても、信託報酬で年間2%かかっていたとすれば、実質のリターンは8%となってしまいます。

ここからは個人的な見解です




今回の2つの投資信託は、積み立てをする投資信託として非常に魅力を感じました

私は積み立てをする投資信託で、
年間5%のリターンが出れば「超ラッキー」
と考えています。

預貯金より効率よく、今加入している子どもの学資保険よりリターンがよければもう十分すぎるほどです。

用途の決まっている資金の場合は、大きなリターンを求めるより、とにかく変動リスクを減らして運用することが重要と考えます。

そういう点では、特に「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は希望に沿った投資信託だと思いました。

最終的には、読者様がご自身の資金の性質などを踏まえてご判断されることにはなると思いますが、参考にしていただけましたら幸いです。(執筆者:高橋 珠実)

「つみたてNISA」4つの落とし穴 「金融庁お墨付き」に飛びつく前に

非課税で保有できる株「NISA」



「NISA」は、少額からの投資を行うための非課税制度で、新規投資額で毎年120万円までの非課税枠があり、最長5年、最大600万円までが非課税になります。

例えば、100万円で買った株が150万円になったら、通常は値上がり益の50万円から税金が約20%引かれますが、「NISA」の口座なら、この約20%の税金が引かれません

株や投資信託で配当をもらった場合も約20%の税金を払いますが、「NISA」の口座なら引かれません(税金は復興特別所得税込みで20.315%)。

非課税枠の範囲なら、翌年ぶんの非課税投資枠に移すロールオーバーもできます

「NISA」は2023年までの制度ですが、2023年中に買った(もしくはロールオーバーした)ものは、2027年まで非課税で保有できます


2018年1月から「つみたてNISA」がスタート

「NISA」に、新たに出てきた積立タイプのものが「つみたてNISA」です。

「つみたてNISA」は年間投資限度額が40万円と「NISA」より小さいですが、非課税になる期間は最長20年と、通常の「NISA」より長くなっています

積立期間が長いので、積立額も最大800万円と大きくなります

購入対象となるのは、一定の条件を満たした投資信託で、買い付けは、通常の積み立て投資信託と同様に、一定の日に買います


安心感を与える、金融庁のパンフレット


≪画像元:金融庁HP(pdf)≫


金融庁のパンフレットを見ると、「子どもの教育費を貯めたい」などの夫婦の夢が語られています。

・ 「つみたてNISA」とは「投資初心者をはじめ幅広い年代の方の、安定的な資産形成をサポートする制度です。

・ 積み立て投資を使って、気軽に投資を始めることができるしくみになっています。

・ 信託期間が短いものや毎月分配金が支払われるものなどの長期投資に向かない商品は除外され、複雑な商品設計や手数料が高いものなど値動きの大きい複雑な商品は除外されています。

・ 月々一定額(例えば1万円から)を少しずつ投資して、無理せずまとまった資産を作るのに活用できます。

このパンフレットを見たら
「ほかでもない金融庁がここまですすめるなら安心だ」
と思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。けれど、そう頭から思い込むのは間違いです。


「つみたてNISA」の4つの落とし穴

「つみたてNISA」に興味を持つのはいいですが、飛びつく前に、次の4つをしっかり頭に入れておきましょう。



1. 値上がりしても、値下がりしても、決まった日に必ず買う不合理


投資の原則は、安い時に買って高く売ること。そうすれば、もうかります。

投資商品の最も合理的な買い方は、高かったら買わない、安ければ買うという方法です。

しかし「つみたてNISA」では、安かろうが高かろうが毎月決まった日に投資商品を買います

高くても安くても構わず買っていくというのは、投資商品の買い方としては合理的ではないと言ってもいいでしょう。

2. そもそも、子どもの教育費は、投資商品で貯めるものではない


「こどもの将来の教育資金に」と言いますが、投資商品である以上、目減りする可能性もあります

約30年前には日経平均は4万円に届きそうでした。その時、日経平均のインデックスファンドを買った人は、現在は約半分の約2万円です。

「つみたてNISA」は、低コストのインデックス投信で運用されているのでリスクが少ないといいます。

しかし低コストのインデックス投信を長期運用すればリスクが小さいとは、必ずしも言い切れません

まして、教育資金というのは、必要になる時期が決まっています。その時に、株価などが大きく落ち込んでいたら教育費が不足します。

3. 「NISA」は、出した価格が取得価格であることを忘れない


一般的な「NISA」でも「つみたてNISA」でも、口座に入れておくのには期限があります。

その期限が来たら出さなくてはなりません。出す時に、「NISA」は、出した価格が取得価格です。
100万円の株が50万円になってしまったらどうでしょう。
取得価格は50万円です。

そこで売却すれば税金はかかりませんが、半額で売るのでは残念で思い切りがつかないので一般の証券口座に移すと言う人は多いと思います。

一般の証券口座で、買った時の価格の100万円に戻り売れば、約10万円の税金を払います。

「NISA」は、儲かれば非課税ですが、値下がりしたら余計な税金を取られる可能性があります

4. 金融庁が勧めるからといって、損しないわけではない




「つみたてNISA」として売れる投資商品は、金融庁が一定の基準を設けています。これを、業者によっては「金融庁のお墨付き」と言うかたちで勧誘に使う恐れがあります。

金融庁が商品選択に関与しているからといって、損をしないわけではないのです。

以上、4つのことは、しっかり頭に入れておきましょう。(執筆者:荻原 博子)

つみたてNISA(積立NISA)に思う弱点。7年間投資をしてきて感じた大事なこと

投資の売却益にかかる税金は、理想は現行20%(+復興所得税)の譲渡所得税を以前のように10%にすることがいいと思っています。 ただ、お金持ちに有利な制度でもあるので、現行NISA(年間120万円までの投資に対する税金は非 […]

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