福祉用具

介護保険を利用することで1割または2割負担になる「福祉用具貸与(レンタル)」のサービスを上手に活用しよう

福祉用具貸与(レンタル)の事業は、要介護状態、要支援状態になった場合においても、可能な限り自宅で、その能力に応じた自立した日常生活を営むことができるように適切な福祉用具の選定し助言し使用してもらえるようにする事業です。

利用する人、介護する人の負担の軽減を図る物でなければならないといわれています。

さて、福祉用具貸与を上手に使うにはどうしたらよいのかお伝えしたいと思います。




福祉用具貸与(レンタル)を利用する人とは

介護保険の要介護認定、または要支援認定を受けている人が対象者となります

しかし、認定を受けたからといっても何でもかんでも利用できるわけではありません。

利用者本人の身体状況や環境等をアセスメントし商品を使うことで、自立した日常生活が送れると思われる場合に導入を検討します


福祉用具貸与(レンタル)の目的

福祉用具を利用することで自宅での生活で困難な部分の軽減を図ることができます

例えば、起き上がりができなく、家族の手を借りなければならなかった人でも手すりをレンタルすることで楽に自分で起き上がれるようになります。

自分でできることで、家族に負担をかけていて申し訳ないという思いの改善と自分でできるようになったという喜びの思いを感じることができます。

そのため、福祉用具貸与にて必要に応じた商品を利用することは、自立を目的に作ったケアプランの目標達成のためにも必要であると考えます。




介護保険で利用できるレンタルについて

福祉用具貸与(レンタル商品)としては、起居関連用具、移動関連用具、などなどがあります。

できなかったことが楽にできる、自分でできるという思いを持つことが、できる可能性になることは先にも伝えさせていただきました。

次に問題なのは、「どこでどうやって商品を探したらいいのか」ということになります。

実は、ホームセンターやスーパーなどでも、手すりやギャッジベッド、歩行器など簡単に購入することもできるのですが、介護保険サービスに位置づけて利用することで購入ではなくレンタルすることができます

また、登録されていないところで購入することで、介護保険サービスとはみなされず、受けられる補助もまったく利用ができません

介護保険なんて面倒だ、と思う方にはすぐに購入ができて便利です。

しかし、介護保険を利用していきたいと思う方は、まずはぜひ、近くの居宅介護支援事業所または包括支援センターへ相談しにいってください


レンタルって得なの?

レンタルって、毎月お金を払って、もったいない…と考える人も多いです。

購入し自分のものとして利用したいと思うのもありです。

デメリット


自分で購入してしまえば、購入時は楽でスムーズですが、もちろんメンテナンス代も自己負担、買い換えたときも自己負担。

新しい商品を購入した後の古い商品は破棄処分も自己負担と、いろいろと面倒なことが多いのがデメリットと考えます。

その点、レンタルすることのメリットはたくさんあります。

メリット


まずは、たくさんの中から商品を値段を考えずに選ぶことができます

高価な商品であるけど、介護保険を利用することで1割または2割負担で利用ができるので自己負担はかなり軽減できます

歩行器1台、高価なもので、例えば5万円ぐらいしていても、それが毎月300円(一割負担)ぐらいで借りることが可能となります。年間おおよそ3,600円。

ずっと何年も借りたら損をすると思うかもしれませんが、レンタルだと、壊れたときにメンテナンスを入れることもできますし、必要に応じて交換してもらうことも可能です。

レンタルだと、いつまでも自分のものではない、大事にあつかわなければならないとのモヤモヤする気持ちが気になる人は気になるので、そのあたりもデメリットになるかと思われます。

しかし、おおむね福祉用具事業所では保険をかけているので、気にすることなく自分のものであると思って利用していけます。

レンタルすることで、介護するのに必要な商品の膨大な出資費を抑えることができますし、必要なときに身体、環境にあったものにいつでも交換できます。

身体状況の変化に合わせた自分にぴったりの商品をいつでも使えることが、自立できる一歩であり、これこそが福祉用具貸与(レンタル)を上手に使う方法です。




まとめ

福祉用具貸与(レンタル)を利用し、日々変わる身体。

その時々に合わせた、本人のための福祉用具の商品をつど変更しながら利用することで、今できることを多いに生かして、無理なく自立した日常生活が送れるようになりますよ。(執筆者:佐々木 政子)

【在宅介護】福祉用具や介護用品の購入で「損した~」となる前に 知っておくと得する介護保険サービスの活用方法

福祉用具を買うときは急に身体能力が低下してしまい、大変な状況に陥ったときですよね。

急すぎてどうしていいのかわからず、ドラックストアなどに駆け込み購入してしまいます

しかし、福祉用具と買う時、前にちょっと知っておくと後で「損した~」と思わずにすみますので、お知らせさせていただきたいと思います。




「損した」と思うことってよくあるようです

介護保険のサービスにある「特定福祉用具販売」(福祉用具の購入費の支給限度基準額は同一年度10万円、支給は同一年度で一種目一回に限る(地町村によっては上乗せあり)という項目について知った人から、「損した~」と聞くことがあります。

それは

「膝が痛くて大変になってきた時に、お風呂にシャワーチェアーを数万円出して買ってきた。早く介護保険のサービスについて知っていれば…」

というような話です。



確かに、介護保険サービスでは、1割または2割で購入することができます

制度を知っていれば、購入費負担はかなり違っていたことでしょう。

また、「こんなに種類があるの? お店では選べなくて…」なんてことも良くききます。

福祉用具の専門事業所が介護保険で利用できる対象商品をたくさん紹介してくれます


福祉用具購入で「介護保険」が使えるってどういうこと?

指定居宅サービスに該当する特定福祉用具販売事業は、要介護状態、または要支援状態になったときでも、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を営むことができるようになっています

利用者の心身の状態、希望及び環境を踏まえた適切な福祉用具の選定の援助取り付け調整等を行い販売する事業となっています。

これは、簡単に言い換えると福祉用具を購入することで自宅において困難にしていた部分を解決し、自立した日常生活が送れるように利用するものです。

実際には、介護保険の申請を行い、要支援1~要介護5までの認定を受けている人について利用ができる制度です。

認定を受けるには申請してからおおよそ30日間かかります

今すぐにほしいということであれば、地域の包括支援センターに相談すると、対応してくれますよ。


介護保険で購入できる対象商品とは

排泄関連用具「代表的なものとしてはポータブルトイレ・特殊尿器」です。



しかし、むやみに購入することで、歩行能力の低下を招いてしまったりする場合がありますので、トイレでの排泄が可能であれば、トイレの改良を検討する必要もあるかもしれませんね。

膝が痛い人や下肢の筋力低下により立ち据わりが困難な場合は手すりを利用することや、歩行便座の購入なども必要かと思います。

入浴関連用具の代表的なものとしては、「シャワーチェアー」や「手すり」、「浴槽台」などです。

シャワーチェアーは背もたれ有無、手すり有無、高さ調整有無など身体状況に合わせた物の購入が必要です。

身体状況にあわせ、福祉用具事業所の人やケアマネージャーさんと相談し身体にあったものを選定してきましょう




まずは介護保険の申請です

福祉用具と購入するときに知っておくと損しないこととしては、まず「介護費用を何とか抑えたい。」と考えるのであれば、介護保険の申請をしていきましょう。

福祉用具購入品であれば、体にさわるもの限定ではありますが、所得により1割または2割で購入することができます。

2万円の商品が2,000円弱で購入できるということになります。

購入できないものであれば介護保険サービスにてレンタルすることもできます。

どうしてもレンタルでもお金が払えないということであれば、無料で貸し出しているボランティアセンターの様なところもあるかもしれませんので、あきらめずに探してもらいましょう。


さいごに

なかなか素人では知ることができない情報もありますので、まずは地域の相談窓口、市役所や区役所、町役場、または高齢者の相談窓口「包括支援センター」などへ相談するのが一番です

後々「知らなかった…」、「損した~」と思う気持ちを回避してくれるはずです。(執筆者:佐々木 政子)