プチプラ損得の分岐点
流行を取り入れるのに強い味方のプチプラファッション。
でも、安いからといって無計画に買い続けていたら節約にはなりません。
プチプラはコスパを見極めてこそ価値があるもの。
損得の分岐点を見極めてみましょう。
分岐点1:総量
実際のところ、洋服はどれくらい必要ですか?
プチプラといえども無限に買い続けるわけにはいきません。賢く買い物をするには、アイテムと予算の把握が必要です。
洋服の場合、ワンシーズンにどれくらい持っていれば、「いつも同じものを着ている」と言われずおしゃれで小綺麗にいられるのでしょうか。
単純に春夏秋冬でわけると、1シーズンは3か月(90日)です。
例えばトップス(インナーとアウター)とボトムスをそれぞれ5着ずつもっていたとしたら、5×5×5で125通りのコーディネートができます。
実際には5着という方は少ないですし、アクセサリーやスカーフなどをプラスしていくと、もっとバリエーションが作れます。
分岐のポイント
必要な量を把握したら、アイテムのうち、
高価でも品質のいいものが欲しいアイテムとプチプラで品質もそこそこのものでいいアイテム
を分けて考えます。
そして入れ替えしたいと思う数を出しておきます。
分岐点2:頻度
プチプラで買う服はやはりお値段相応。使用頻度にもよりますが、あまり何年も着られないもののほうが多いでしょう。
逆にいえばプチプラだからこそ普段は着ないような柄や色に挑戦してみることもできます。
それらを踏まえて、例えば
・ コートは手入れをすれば長く着られるのでいいもの
・ Tシャツはワンシーズンと割り切ってプチプラ
など、メリハリをつけましょう。
プチプラは洗濯表示チェック必須
そしてプチプラを買う際にも洗濯表示は必ずチェックしましょう。
プチプラなのに手洗いが必要なものは面倒です。洗濯機でガンガン洗えるものを選びましょう。
ニットは消耗品
筆者の場合、ニットは消耗品と割り切っていますので高価なものは買いません。
ニットは着るだけで毛玉ができますし、ニット用洗剤で手洗いしても新品のような仕上がりにはなりませんので。
毛玉を取る時間を考えたら、1~2シーズンで手放すのが手ごろだと感じています。
分岐のポイント
「高いかな」と思っても100回着られるなら十分もとが取れますし、安くても1回しか(1回も?)着なければムダ遣いだったということになります。
洋服そのものの価格よりも、使用頻度で割った価格で考える
と、いい買い物だったかどうかがわかります。
分岐点3:手放すタイミング
小綺麗さを保つためにも洋服は循環させていくのがおすすめ。手放すと決まったら早いに越したことはありません。
ただ保管しておくだけでも洋服生地も傷みます。虫に食われることもあるかもしれません。
少しでも着ることをためらう服は
「まだキレイかな」
「まだ着られるよね」
と思ううちにフリマアプリ(メルカリ)などで売りましょう。
分岐のポイント
元が安ければ高値で売れることはないかもしれませんがゼロよりはましですし、使用感が少ないほうがもちろん売れやすくなります。
着なくなった服を何年も取っておいてから結局売るのは、とてももったいないこと
です。
プチプラこそ衝動的に買うのではなく計画性と戦略を持って使いたいアイテムです。(執筆者:那波 咲良)
紅葉シーズンもあとわずか。
11月も下旬となり、師走の足音が聞こえてくる時期となりました。12月になると大掃除が待ち受けています。
そして、大掃除と同時に済ませてしまいたいのが、カーペットや布団、毛布などの大物の洗濯ではないでしょうか。
そこで活躍するのがコインランドリー。
今回は、年の瀬の洗濯にも役立つ、コインランドリーの便利な活用法をご教授しましょう。
1枚のバスタオルで乾燥時間短縮
これを知っている人は、コインランドリー上級者でしょう。
濡れた洗濯物と一緒に乾いたバスタオルを1枚、乾燥機に投入し乾燥スタート。
そうすると、なんと乾燥時間を短縮することができてしまいます。
たくさん入れると乾燥に時間が掛かるのでは? 多くの人は、そう思うはずです。
ところが、洗濯物と一緒に投入された乾燥したバスタオルは、つぎのような働きをします。
・ バスタオルが水分を吸着し、洗濯物に含まれていた水分がバスタオルに分散する
・ バスタオルを投入することで、乾燥機が発する熱風をより広い範囲で受けられる
これら2つの作用が相まって、乾燥時間の短縮につながるというわけです。
3割程度の時短が期待できる、バスタオルを利用した乾燥術。ぜひ一度、試してみてください。
洗濯物がティッシュまみれ… そんなときもコインランドリーへ
ポケットに入れたままのティッシュやチケットに気付かず洗濯してしまい、洗濯機から取り出してみると洗濯物が紙屑だらけ…
こうして付いてしまった紙屑を完全に取りきることは、難しいものです。
そんなときには、コインランドリーを思い出すようにしてください。
紙屑まみれの洗濯物を濡れたまま乾燥機に投入、乾燥させてみましょう。
乾燥機の熱風によって、付着していた紙屑を簡単に払い落とすことができます。
洗濯物から離れた紙屑はフィルターに吸着されるため、再び洗濯物に付着する心配もありません。
まとめ洗いでより経済的にお洗濯
ご存じのとおり、巨大とも言えるコインランドリーの洗濯機・乾燥機。
これらの機材を容量いっぱいまで活用することが、コインランドリーをお得に利用する最大のポイントです。
その効果は、家庭で洗濯するのが難しい羽毛布団や毛布、カーペットなど、大物洗いにおいて顕著に現れます。
1,000円前後で利用できるコインランドリーの大型洗濯機では、5~6枚の毛布を洗うことができます。
洗濯した毛布は、30kgの大型乾燥機2台を30分利用すれば、乾燥させることができるでしょう。
乾燥機の料金は1,000円程度(400~500円 × 2台)なので、合計2,000円で6枚の毛布をいちどに洗濯することができます。
6枚の毛布をクリーニングに出すと、6,000~9,000円ほどの費用が掛かることを考えると、コインランドリーでのまとめ洗いはとても経済的です。
つぎの表は、コインランドリーの利用料金を毛布の数量ごとに表したものです。
たくさんの毛布を洗うと、1枚当たりの単価が低く抑えられることを、お分かりいただけるのではないかと思います。(執筆者:内田 陽一)
日常生活に欠かせないタオル。毎日使うものですが、あなたは替え時をどう判断していますか?
今回は、多少ボロボロになっても「まだ使えるかも…」と思ってそのまま使い続けている方のために、判断基準をまとめてみました。
さらに、ふわふわ感をキープするコツもあわせてご紹介します。
替え時1 洗濯30回が寿命
タオルソムリエ曰く、洗濯30回でタオルは寿命を迎えるそうです。
使用や洗濯のたびに繊維が傷み、固くなってしまうためと言われています。タオルの洗濯頻度は人それぞれですが、何日も使い続けるとカビや臭いが気になります。
洗濯しない日は風通しのいい場所で干し、2日に1回は洗うのが理想です。
また、タオルの繊維が短いものは寿命が短いので、長持ちさせたい方は、繊維が長いものを選ぶようにしてください。
繊維が短いもののほうが乾くのが早いというメリットがありますが、長いものはそれだけ肌触りがいいです。
替え時2 ゴワゴワになってきた
一般的なタオルは、パイル地といって、表面の糸が輪っか状になっています。
新品のタオルは、パイルがしっかり立っているので肌触りや吸水率がいいのですが、使用や洗濯によって繊維が傷んだり固くなると、ゴワゴワになって吸水力が落ちます。
顔を拭くときに「ちょっと痛い」と感じるものはお役目終了と考えましょう。
替え時3 黒やピンクに変色
タオルに点々とした黒ずみがついているのは、黒カビです。乾きが甘くて繁殖してしまったもので、そのまま使用していると肌荒れなどの原因になってしまいます。
また、白いタオルがどことなくピンクがかっているというものは、赤色酵母などの細菌が繁殖している証拠。色柄物のタオルも、くすみが気になったタイミングで交換するのがベターです。
替え時4 お客様に出せない
「自分ではまだ使えるけど、お客様が来た時に貸すのはちょっと…」
と思うタオルは思い切って替えましょう。
吸水力があって、ふわふわの状態が本来のタオルの姿です。自分用にも肌触りのいいタオルを用意しておいたほうが、顔を拭く時も気分がいいです。
タオルのふわふわ感をキープするコツ
洗濯と収納時にちょっとしたひと手間を加えることで、タオルのふわふわ感をキープできます。
1. 柔軟剤は使わない
柔軟剤は、衣類の繊維をコーティングすることで肌触りをよくするもので、繊維自体を柔らかくするものではありません。
タオルの繊維がコーティングされると吸水力が落ち、パイル抜けの原因になります。
柔軟剤を使うとふわふわになるというイメージがありますが、タオルには逆効果なのです。
2. 洗濯物を入れすぎない
洗濯機に洗濯物をギュウギュウに押し込んでしまうと、他の衣類との摩擦によって、生地が傷みやすくなります。
すすぎのときも、量が多いと洗剤をしっかり洗い流すことができず、ゴワゴワの原因に。
洗濯物が多いときは、2回に分けて洗うなど工夫しましょう。
3. 干す前にタオルをパタパタ振る
干す前にタオルを半分に折って、10~20回ほどパタパタと振ってみてください。するとパイルが立って、乾いたときにふわふわ感が復活します。
天日干しすると繊維が傷んでゴワゴワになってしまうので、日陰干しするのがおすすめです。
4. 立てて収納する
タオルを引き出しの中に収納するときは、上に積み重ねるのではなく立てて収納しましょう。上に積み重ねていくと重さによって下のタオルのふわふわ感が損なわれてしまいます。
また、立てて収納したほうが、引き出しを開けたときにすべてのタオルが目に入るので管理が楽です。
まとめ
タオルの交換時期って、毎回迷いますよね。
判断基準がいくつかあると、触り心地や見た目などからすぐ判断できるので、ぜひ参考にしてみてください。
洗濯や収納時の扱い方を工夫して、少しでも長くふわふわの状態で使えるようにしましょう。(執筆者:垣内 結以)