日経平均

【今週の日経平均を考える】決算発表でトレンドは動くか?

高値圏で揉み合いする中での同じパターンを繰り返し、高値更新した翌日に下げるという流れが、数度にわたり継続し、また同じパターンとなり、その後、週末に向けて押す形を作りました。

・今後も同じパターンで、揉み合いから高値更新はするものの大きく上抜けせずにそのまま今回のように押すという事を繰り返すのか?
・このまま本格調整となり、トレンドを崩すのか?
・上昇トレンドを維持し、押し目レベルの買い場作りとなるか?

見極めとなりますが、現段階では、明確に方向感を示す要素はなく、週明けの見極めとなると考えます。

現状で見えるものは、火曜日の終値ベースで2万4000円を超えて高値更新し、翌日に押して小さい陰線を形成で弱気の孕み線となり、下げを示唆したのち、その翌日に窓空けで陰線形成となり、アイランドリバーサルを形成し下落示唆。

このような展開で週末金曜日も反発して始まるものの、引けてみたらマイナス圏となり、下げの雰囲気を出したまま週末入りとなりました。

しかし、この(1月9日から3週間の)揉み合いでの下限:1月12日の安値2万3588円は、この週末も割れることなく、維持していることで、未だ揉み合い継続という判断となります。



この1月12日の安値を割り込むと、切り下げ1段階となり、その後、25日線までの押しが想定され、そこから更なる押しで、12月29日の安値を割り込むときは、下落の始まりの可能性が相当高くなると考えます。

詳しくは、下の現状分析で書きますが、移動平均線やテクニカル指標にも上昇終焉の動きは出てきているかもと考えられます。

週明けの動きに注目ですが、現在27日金曜日18時の段階では、週明けの動きも見えません。

現状では、上昇トレンド終焉とは考えられるものの、とりあえずはBOXという流れと見て、目途となる下限を維持するかに注目となります。

この押しの原因としては、為替の円高と、12月末の第三クオーターの決算発表に対しての影響が想定されます。

その中でも、為替の円高の進行により1ドル110円割れの円高は、影響が出るポイントとなったと考えます。

今後も円高が進行する様だと、明確にトレンドの崩れとなり、利確が大きく進み、高値で入っている買い玉のロスカットも進むと考えます。

その流れがどこまで進むかは、1月末から2月上旬となる週明けと考えます。

数週間前に記載した節分天井や、2月半ばの45日前ルールに向けての下げが現実となるか? 注目です。

米国の状況では反発となり、日経平均も週明けは上げて始まる公算です。

ただ、為替は円高で108円台半ばとなっており、歓迎できる状況ではなく、金曜日の大引け時より円高となっていることで、週明けが確実に上げて来るかは、少々不安が残る状況となっています。

現状分析

5日線



上向きから下向きと変化しました。

今年に入って初の向きの変化です。位置としても、下から上となり、再度、週後半は下となり、狭いレンジで乱高下していることとなっています。

その中で、変わった動きとして、この一週間、5日線にローソク足が全く触れていないという事に気付きました。

このことが何を示すのか? 微妙ですが、上下の動きが俊敏になっていることで、短期的に方向感がないことを示しているのかな? と考えます。

25日線


変わらず上向きで、上を維持しています。

週末の安値で、乖離が150円以下となり、1%以下の乖離となり、グランビルの売りの3だとすると、いつ反発が始まってもおかしくない位置まで押していると考えられます。

75日線


上向きで、上への乖離を継続しています。

トレンドライン


上は、前々から書いている切り上がりのラインが、今回も、上値抵抗線として機能したように見受けられます。

そして、今後も、上抜けしたときはこのラインが意識されます。

それから、この押しに対して、下のラインでは、先週も記載しましたが、11月16日と12月6日の安値を結んだラインにチャネルで12月1日から引いたラインが、一番手前にあります。

その下に25日線となり、同じ辺りに11月9日の高値の横軸も意識されます。

上昇の流れのセオリーとして「前回高値で反転」という事がなされるのか、注目です。

もう一段下で、12月の揉み合いの上限2万3000円も、気にするポイントです。


テクニカル指標

一目均衡表



現状、上昇継続示唆ですが、転換線は割り込んでいるので、完全系という状況ではないと見受けられます。

ボリンジャーバンド


バンドウォーク が +1σ を 窓空け で2日間、明確に割り込んだことで、終焉と考えます。

そして、+3σ が向きを下にしたという事で、こちらも終焉示唆の動きです。

・ここから波打ってBOXとなるか?
・収束し、セクシーボリンジャー形成となり、その後に大きくトレンドを再度作るか?

注目ですが、現状は、BOX入りと考えるのが妥当 という考えでおります。

スローストキャスト


ゴールデンクロス・デットクロス を細かく切り下げながら繰り返す、弱さを示す動きとなっています。%K が、11月以来ぶりの低い%まで

降りて来ているので、下落入りの可能性も出てきている動きと見受けられます。


総合判断


現状、未だ上昇トレンドは継続中と考えますが、終焉を迎えた可能性を示すシグナルは、ところどころ出ているものの、明確なトレンド崩れと言える状況ではないと考えます。

ただ、「上昇とBOX」「下降とBOX」は、入り混じっている期間が存在するのが常です。

従って、『上昇を崩さないうちにBOXに入っているかも』という認識は持つ必要があると考え、現状がBOXに入っている可能性があるという認識で、私は見ております。

そして、週明けから、本格的に最大手の決算発表が怒涛の如く出てきます。

結果によっては、トレンドを動かす可能性があります。上・下 決め打ちせずに見極めていきたいと思います。

更に、内容は、3月の本決算に向けた状況が注目です。

週明けも、慎重に相場を見極め、広い視野で見ていきましょう。そして、自身の想いと違う動きをしているときは、速やかに行動しましょう。

また、何もしないで静観するというのは、その静観に根拠がない限り、自身の売買技術を身に付ける上での停滞ないし後退を意味します。

自身の動きに明確に根拠を持つよう心がけましょう。

勿論、静観が悪いと言っているのでありません。考えることを放棄すること おろそかにしてはいけないという事が伝わってほしいところです。

では、週明けもがんばっていきましょう。(執筆者:城 晶子)

【今週の日経平均を考える】上値メドと下値メドの算出

押し目から微妙に反発し高値更新はするものの、勢いよく上抜けすることなく、膠着状態となり、日柄調整的な動きになっているように見受けられます。

2万3000円から一気に上抜けて、9営業日(基本数値)を火曜日に迎え 同日に一目均衡表の遅行線と日々線の天底一致となり、高値更新の陽線となったことで、ここから加速か? ここが再度 一旦天井つけるか? と考えましたが、一旦押すものの木曜日に再度高値更新。

ここが、11月16日から41日 金曜日、42日(基本数値+対等数値)でまたまた、上値を付けるかもという要素がある日柄となり、そのまま週末入りとなったことで鬼門かもと思う週を終えました。

さらには、前回記載しましたが、ヘッジファンドの換金に対しての45日ルールを迎える2月半ばのひと月前になる事などなど、売りが出る要素を今のところ急落を起こさず乗り越えてはいます。(週明けてみないと確定は出来ない)

全体的には、強いファンダメンタルの中での膠着状態となっています。

為替に関しても、国債の利息上昇に伴う円高も、さほどの影響は受けず高値圏膠着となっています。

週明けからは、12月末の第三クオーターの決算発表が控えています。

この為替が3月末の本決算に対してどのような影響を出すのか?
この好景気好決算が継続するのか?
世の中の雰囲気は楽観が中心なので、このまま順調に値を伸ばすのか?

年末の時同様にヤマを張らずに上下へのブレに備えたいところです。

その上で、現在に至るまでの流れは上昇トレンドであって、現状 この上昇トレンドが崩れているという要素に関しては、全くなしとは言わないものの、限りなく継続中と言える状況での週末入りとなっていると考えます。

そして、この上昇が継続すると、木曜日の高値は、通過点となり、さらなる上値めどの算出が必要になります。



私の見解としては、11月9日(2万3382円)から11月16日(2万1972円)までの下げに対するV値計算値が、2万4792円となり高値更新していくときの次のめどとなります

さらには、今年に入っての高値更新で大納会の12月29日(2万2753円)から1月9日(2万3952円)の上昇に対して1月12日(2万3588円)までの押しに対する計算で出てくるN値E値V値も注目で、N値が2万4787円で先ほど算出のV値と重なってくることで可能性が高いと推察されます。

さらにはE値で2万5151円 V値が手前で2万4316円となってきます。

という感じで上抜けて行くときのメドは上記の通りで、押すときに関しては、やはり25日線がメドとなるのですが、押すことが加速し調整ないし、下落の加速が開始するかもというポイントとしては、12月29日の安値の2万2753円を割り込む(窓空け陰線か大陰線)と下げへの加速が始まる可能性が高くなると考えます。

このように現在地に対して、上値メドと下値メドを目測し備えるというスタンスが、実際の建玉には望ましいと考えます。ECB理事会 FOMCなどに対するコメントが注目です。

国内では、政府から出されている給料のベースアップメド3%の要求に対する企業群の反応も注目で、多くの企業が受け入れるとなると、更なる消費活性の起爆剤となり、日経平均の押し上げにつながると考えます。さてさてどうなるでしょうか?


現状分析



5日線


一瞬横向きになるものの向きを下とすることなく上向き維持でトレンドを維持しています。

位置としては上下入れ替わりを繰り返し明確な方向感を示す状況にはないと考えます。

25日線


変わらず上向きで、上に乖離した状況が継続、上昇トレンド継続を示しています。

グランビルに当てはめた動きとしては、昨年末の買いの3をもう一度繰り返すような値動きと見受けられます。

75日線は全く変わらず上向き 上に乖離という状況です。

トレンドライン


「11月16日と12月6日の安値を結んだラインのチャネルラインを11月9日の高値から引いて出来る切り上がりのBOX形成」

が、機能して木曜の高値で折れた感じに見受けられます。

下に関して同じチャネルのラインを12月1日の高値に合わせて引いたラインも注目で、切りあがり型のBOXを作っているのかなという考えを維持します。

そしてこの形状は下降フラックかもという考えにもつながります。

高値更新した後 すぐに折れるという展開からそのような考えにつながります。


テクニカル指標



一目均衡表


特にポイントとなることなく上昇トレンド継続中です。

ボリンジャーバンド


バンドウォークが始まった気配から、今週の日柄調整で週末に+1σ近辺に来ています。

ここを維持できるかに注目で、ここを割り込むと本格調整ないし、下落の始まりとなる可能性が出てきます。

スローストキャスト


デットクロス ゴールデンクロスが切りあがった後 この週末にデットクロスとなり、切り下がりを見せました。

この動きにより強さへの陰りが出たと考えます。

そしてこの2本のラインがすんなり下まで降りて、下で横にスライドするような動きとなるときは、トレンド変換示唆という展開となりますが、どうなるでしょうか?


総合判断



いまだ上昇トレンド継続中の高値圏でのもみ合いというのがメインのシナリオです。

ストキャストの動きが、どのようなものとなるかは注目ポイントです。

その他のオシレーター系のテクニカル指標も、少し複雑な動きが出て来ているので、この後の動きに注目です。

今年に入り、上抜けから始まるものの短期的な方向感が続かず判断が苦しい日が多くなっていますが、見えるものを直視して、願望や妄想に心をとらわれず判断していきましょう。

さらに週明けから始まる決算発表にも、ヤマを張らずに見極めてから動きましょう。(執筆者:城 晶子)

2018年「世界的株高」は継続するのか 展望と共に2017年のマーケットを振り返ります

今年の大発会は記録づくめで始まりました。

2018年の東京市場大発会は、2017年12月29日に比べ741円39銭(3.26%)高の2万3,506円33銭で高値引けでした。

1992年1月7日以来、約26年ぶりの高値を付けました。

日本が年末年始休暇中だった3日までに米国や中国など海外市場で株価が上昇した流れを受けての上昇でした。

海外市場は2日から動いてましたからね。




大発会の上昇としては1996年以来、22年ぶり

日経平均の上げ幅は米大統領選直後の2016年11月10日以来の大きさで、大発会の上昇としては1996年以来、22年ぶりの大きさだったそうです。

東証1部の売買代金は概算で3兆2,794億円で、先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出日だった2017年12月8日以来の多さでした。

売買高は16億9,065万株でした。

東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりの反発で、終値は46.26ポイント(2.55%)高の1,863.82と1991年11月6日以来の高値を付けました。

JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発し、終値は前営業日比425.72ポイント(2.65%)高の1万6,499.82と算出開始以来の高値を付けました。

4日の大発会ではNT倍率が上昇しました。これは日経平均株価が押し上げたことを意味しています。

3日の夜間取引でも、日経平均株価先物が値を上げていて、現物でも2万3,000円を超えてくることは予想できていました。

おそらく、クリスマス長期休暇前にポジションを閉じていた海外勢が、新たにポジションを取り直すことによる日本株買いだったのではないでしょうか

海外勢は日本株買いに円売りポジションをセットに持つ最低取引を行いますので、その分、ドル/円も円安に振れたのと思われます。

今年も、日本市場は海外勢が牽引するかたちで上昇していくようです。

マーケットはあくまでも「流れ」であって、年が変わればリセットされるわけではありません

まずは終わった2017年を振り返って見ましょう。そして2018年にどう続いていくのかを検証してみます。


2017年振り返り 官制相場の株式市場と動きが乏しかったドル/円レート

2017年の日経平均株価は、終値ベースで見れば、1万9,594.16円でスタートし2万2,764.94円で一年を締めくくりました。

2017年一年間では3,170.78円(16.18%)の上昇でした。

2017年の終値最高値は、12月25日につけた2万2,939.18円、最安値は4月17日につけた1万8,335.63円でした。

ドル/円レートを見れば、1月2日が117.53円、12月29日が112.69円、4.84円(4.12%)円高となりました。

2017年は、円高なのに株価は上がったということになります

株式市場におけるポイント


まずはここに株式市場におけるポイントがあります。

為替と株価が連動しなくなった、今までの円高で株価下落、円安で株価上昇という方程式が崩れているということです。

それは、日銀がマイナス金利政策を導入し、ドル/円レートが、株価よりも米金利の影響を強く受けるようになったからとも言えます。

なにより日本株価が上昇しているのは、

日銀が大量にETFを買っているからで、日銀が日本の株価を買い支えている点が大きい

と言えます。

2013年4月に量的・質的金融緩和(QQE)政策が導入され、市場から大規模な長期国債の買い入れを継続することで、日銀の総資産は日に日に膨らんでいってます

量的・質的金融緩和政策を始める前の営業毎旬報告(平成25年3月20日現在)によれば、日銀の資産合計は約165兆円で、保有国債額は約125兆円、信託銀行を通じて買入れた指数連動型上場投資信託は約1兆5,000億円、J-REITは約1,160億円でした。

この総資産額が500兆円を突破したのは2017年6月2日に発表された営業毎旬報告(平成29年5月31日現在)でのことです。

直近の営業毎旬報告(平成29年12月31日現在)では、総資産額は約521兆4,162億円、保有国債額は約440兆円、信託銀行を通じて買入れた指数連動型上場投資信託は約17兆円、J-REITは約4,476億円となっています。

総資産は2013年の緩和政策前に比べれば3倍以上になっています(356億円拡大)。

保有国債額は3.5倍(315兆円拡大)、ETFにいたっては11倍(15兆5,000億円拡大)、J-REITは3.8倍(3,316億円拡大)です。

東証上場企業の大株主は、もはや日銀でしめている




2017年の一年間で日銀は5.7兆円もETFを買っています。東証上場企業の大株主は、もはや日銀でしめています。

2017年の3,170.78円(16.18%)もの株価上昇の影には、日銀による5.7兆円のETF買いがあるということです。まさに管制相場です。

2017年は、日銀のほかに海外投資家や企業の自社株買い等もあり、日銀とあわせて約10兆円の資金が株式市場に流れました。これが一年を通しても株価上昇の要因と言えます。

長期保有株が増え、それを担保に信用取引が行われたことも、株価を支えた要因と言えます。

2013年3月29日の日経平均株価終値が1万2,397.91円、2017年末が2万2,764.94円。

海外投資家や個人投資家も買って入るでしょうが、日銀がこの間に15.5兆円の資金を株式市場に投入したことを確認しておきましょう

もし日銀がETFを買っていなければ、今の日経平均株価は1万5,000円を割り込んでいるのではと指摘する専門家もいます

一部では、2018年からそろそろ、日銀は金融緩和政策を見直すのではと言われています。

日銀が金融緩和政策を見直したなら


そうなると日経平均株価はどうなるのでしょう。

日銀がこんなに大量の長期国債を買い入れることで長期金利を低くおさえ、さらには直接株式市場に資金を投入して株価を下支えしている日本株価はどうなるのでしょうね。

2017年は動きが乏しいドル円相場でした。

ドル円相場は12月4日以降の3週間、111.99円と113.75円の間の1.76円という非常に狭いレンジ内での上下動を繰り返しました。

9月半ば以降の14週間のレンジは110.83円から114.73円と4円以下のレンジとなっていて、14週間のレンジが4円以下にとどまったのは2015年5月以来2年半ぶりのことでした。

また、ドル円相場は年間を通じても107.32円から118.60円の9.6%のレンジ内での動きとなり、年間のレンジが10%を切ったのは1980年以降では過去に3回しかありません。

それだけ2017年はドル円相場が動かなかった年だと言えます。

2017年は米ドルが主要通貨のなかで最も弱い通貨となり、円は4番目に弱い通貨となっていました

どちらも冴えないパフォーマンスだったことがドル円相場を狭いレンジ内の動きにとどめたと言えそうです。


2018年のマーケットはどうなる…

まずは為替を見てみましょう。




2018年のドル・ユーロ・日本円の動きは、各国中央銀行政策により決まってくると言われています。

昨年12月の米FOMCでは、今後緩やかに利上げを実施していくことが決まっています。

アメリカは金利引締めのスタンスを取るとされています。

ECBにおいては、ドラギ総裁は明言は避けたものの、2018年からは緩やかに量的緩和政策の規模を縮小していくことが予想されます。

欧米ともに、緩和政策から舵を切ることができるくらい足元の景気は悪くないと判断しているのでしょう。徐々に経済は強くなると見ているようです。

カナダは7年ぶりに利上げを実施、英国は10年ぶりの利上げを行っています。

そうなるといよいよ日本だけが量的緩和を拡大し続けることになります。

円安を唱える人の根拠は中央銀行の政策の差


円安を唱える人の根拠は、この各国の中央銀行の政策の差にあるとしています。

円キャリートレード、つまり、金利が低い日本円でお金を調達して高金利通貨に投資する動きが2018年には見られるのではというのが、円安派の言い分でもあります。

ただ、日銀はすでに量的緩和の量の部分は縮小をはじめていて、表には見えない緩和縮小、ステルス・テーパリングは始まっていると見る専門家もいます。

主に海外投資家はそういう解釈しているようです。確かに日銀が買える市中資産はだんだんなくなってきていますからね。

ステルス・テーパリングがあるとするなら、円安派の前提は少し揺らぐことになりますね。

円高派の主張


米税制改正や大型インフラ投資政策が前進することでドル買いが進むというのも、円安派の主張です。

一方、円高派の言い分としては、まさに米長期金利が上昇しないということを前提としています。

ドル/円レートは、日米金利差に大きく反応しています

日本の長期金利がゼロ近傍に押さえられているので、アメリカの長期金利上昇でドル/円レートは決まるようですが、アメリカの長期金利が上昇しないというのが円高派の主張です。

アメリカの長期金利が上昇しない背景には、インフレが進まないということがあります。

インフレが進まない理由はさまざまな意見があるようですが、ひとつにAI革命にあるとされています。

AI革命は産業構造を根本から変えるもの


AI社会になることで価格安競争、人件費抑制がインフレを抑えるというのです。

これは日本社会にも言えることです。

AI革命は産業構造を根本から変えるもので、生産コストを下げる効果があり、さらに人の手を必要としないことから人件費が抑えられ、モノの値段は下落しやすくなります

人件費抑制は賃金が伸びないことにもなり、将来のインフレ進行は鈍化すると見られます。

中間選挙を控え、トランプ大統領は内向き政策に舵を切る


また中間選挙を控え、トランプ大統領は内向き政策に舵を切るのではと言われています。

それゆえ日米貿易を意識して、極端な円安は抑制してくるのではとの見方もあります。

日本の経常黒字拡大で円高になるという見方もあります。

これは欧州でも言えることで、EU域内の経常黒字、とくにドイツやオランダの経常黒字は拡大していて、それがユーロ高を誘発するのではと言われています。

円高派の主な言い分はこの3点に集約されそうです。

EU域内景気は良くなっている


EU域内景気は良くなっています。ずっとユーロが弱かったおかげで、貿易には有利な状況が長く続きました

2017年はユーロが強い通貨に属しました。ドルよりも円よりも強かったと言えます。この流れは2018年も続くと思われます。

ではユーロが強くなるとして、ドルと円はどちらがより弱くなるのでしょう。

ここで、先ほどまでの円安派と円高はに意見は分かれますが、いずれにしてもユーロよりかは弱いこということは一致してます。

「ユーロ > ドル > 円」なのか「ユーロ > 円 > ドル」なのか、あるいは「ユーロ > ドル = 円」となるのかどうかということになりそうです。

ユーロに関しては、たしかに春のイタリア総選挙があり、ユーロ圏離脱推進派が勝てばユーロは下落するという見方もありますが、ユーロの今までの流れから政治的要素で弱くなることは考えづらいというのがおおかたの見方です。

2018年はユーロは強いと言えそうです。


昨年から米国株が買われる流れ



ゴルディーロックス低温経済とも呼ばれる、景気拡大にも拘らず長期金利が上昇しない環境下のことです。

長期金利が上がらないということは資金調達コストを低く抑えられるので、企業業績にはメリットと判断され、株価は上がり易くなります

今の米国市場はこの状態にあると指摘されています。

金利は、私たちの生活の中では「利息」をイメージするとわかりやすいでしょう。

企業がお金を調達するのに利息が高ければそれだけ収益を圧迫します。

企業業績は拡大する中で都合よく金利が上がらないので、支払利息が少なくてすんでいるのです。

その分収益は多くなるというのが今の米国企業を取り巻く環境なのです。

ただ長期金利が上がらないということは、将来のインフレ期待は低下しているということになります。

前述の通り、インフレ進行鈍化の背景には賃金上昇が見られないことにあり、この背景には、AIによる社会構造の変化が注目されています。


AIが雇用を奪う

AIは雇用を奪う、これは当然のことで、AIとの共存により新しい雇用が生まれるとはいえ、従来の職業が大幅にAIに取って代わられるのは必然と言えます。

AIによる効率化でのコストダウンは、物価を押し下げます

このAI革命の勝ち組と言われる企業が「FAANNG(ファング)」と呼ばれる企業達です。

F : Facebook
A : Apple
A : Amazon
N : Netflix
N : Nvidia
G : Google

これらの企業は間違いなく、次世代を担う、というかすでに世界を席巻している企業と言えます。

株価はかなり割高で、PERで見ればAmazonは306倍と、ほとんど意味がわからない状態です。

一番低いのがAppleで18.8倍、Googleは33.4倍と高いですね。

当然世界の資金がこれらの企業に流れることは間違いなく、これら企業の株価が上昇するのも言うまでもありません

世界の勝ち組企業が米国企業である以上、米国株は上がり続けるわけです。


トランプ政権の大幅減税も米国株高に拍車をかける

さらに政府が米国株高に拍車をかけます。税制改革です。

トランプ政権肝いりの大幅減税は、公約での規模からすれば大幅に縮小されてはいますが、それでも企業業績回復期待をもたらることはできるかと思います。

ただし、マーケットへの影響は一時的と見るほうが良いでしょう。

・ 法人税率35%から21%へ
・ 個人所得税厳正
・ レパトリ減税(15.5%恒久化)

これが主なポイントです。

レパトリ減税でドルレートが大きく動くことはない


為替に影響があるとされているレパトリ減税は、減税幅が大幅に縮小されたこともあり、これでドルレートが大きく動くことは、どうやらなさそうです。

もともと減税規模は5兆ドルの規模だったわけで、それを期待してトランプ大統領就任後はあんなに株価は上昇し、ドルが買われたわけです。

しかし、それが議会との調整の結果、10年間で1.5兆ドル規模にまで縮小されたことで、マーケットへの好影響は一時的と判断されるでしょう

財政問題がかなり意識されたのようです。

大幅減税は財政悪化につながりかねないと議会からは反発されていましたからね。

またレパトリ減税、海外であげた米国企業収益を本国に戻す際の税ですが、もうすでにほとんどの資金はドルに換えられているとされています。

ユーロで保有していたのが、ECBによるマイナス金利政策でドルでの受取が多くなっていることが背景にあるようです。

金融機関等米国企業海外資産の95%ほどはすでにドルになっているらしく、またレパトリ減税が恒久化されることで、税制優遇を求めて本国回帰を急ぐことはなくなったわけです。

それゆえ、減税のインパクトはあるにしても、マーケットへの影響は一時的と見る向きが強くなったわけです。

これから出される大型インフラ投資骨子も米国株上昇の大きな要因になる


それでも株価上昇要因にならないわけではなく、これから出されるであろう、トランプ政権のもうひとつの目玉政策である大型インフラ投資骨子が発表されますので、これも米国株上昇の大きな要因になると思われます。

その先は、FRBがどこまで利上げをするかです

利上げをしている最中は株価は下がりづらくなりますので、当面は昨年同様、だらだらと株価は上昇してくるのかもしれませんね。


リスクと呼ばれる北朝鮮問題やロシアゲート問題はどうなる



北朝鮮に関しては、まずは平昌冬季五輪の間は米韓合同演習はやらないことが表明されていますし、北朝鮮選手団が参加することも協議されていて、北朝鮮リスクはほとんど問題視されないでしょう。

そのことも、安心して日本株を買うことができる材料になっているのかもしれません。

ただ平昌冬季五輪が終わる3月のどこかで、米韓軍事演習が再開されるなれば、再び米朝の舌戦が繰り返されるかもしれません。

ただし、市場関係者は実際に米朝戦争が起こることはほとんど想定していません。

北朝鮮問題をリスクとは認識しなくなってきている


マーケットとしては、北朝鮮問題をリスクとは認識しなくなってきているようです。

政治的な話ですが、北朝鮮ミサイル発射実験は、結果として日本に大量の米国製兵器を買わせたことになります。

それは韓国も同様です。戦争が起こらなくてもアメリカ軍需産業は利益を得たということです。

ロシアゲート問題は、大きなマーケット下落要因と言われています。マスコミの論調はほとんどがそうなっています。

トランプ大統領の長男と複数のロシア人の接触について、元側近スティーブ・バノン氏が「売国的」と呼んだという著書の発表を受けて、トランプ大統領はバノン前首席戦略官について、解任されてから「頭がおかしくなった」と述べました。

大統領選での勝利についても、選対責任者としての貢献はほとんどなかったと切り捨てています。

娘婿のジャレット・クシュナー上級顧問を含め、トランプ大統領の選挙期間中の重要人物に捜査の手が入ろうとしています。

さらに米紙ワシントン・ポストなどの米メディアは、ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官がトランプ大統領の個人弁護士に対し、トランプ氏本人から直接、事情を聴取する意向を昨年12月に伝達したと報じました。

トランプ大統領政権の根幹を揺るがす大問題となりそうなロシアゲート問題ですが、どうも海外投資家の見方は報道とは違うようです。


海外投資家はトランプ政権に飽きている

あるディーラーの方のお話です。

2017年は、「トランプ大統領の頭の中はどうなっているかを探ることがテーマの年だった」と、そのディーラーは語ります。

面白い表現ですね。

それで、中身が何もないということがわかった2018年は、もうトランプ大統領の行動や言動に右往左往することに飽きてきたと、そのディーラーの方は表現しています。

どうせ中身がないのだからっと思うと、もうどうでもよくなったそうです。

聞いた話ですが、大統領が常時携帯している核兵器発射スイッチは、ボタンを押しても核ミサイルは発射されないようになっているとのうわさもあります。

本当かどうかはわかりませんが、トランプ大統領の周りの評価が伺えるエピソードかと思いますね。

海外のマーケット関係者は、もうトランプ大統領がどうなろうと関係ないという構えのようです。

むしろマイク・ペンス副大統領にリーダーになってもらった方が良いとまで思っているようです。

税制改正も終わったので、もうトランプ大統領の役割は終わりと思っている海外投資家が多いようです。

ロシアゲート問題は一時的なもの


だからロシアゲート問題が深刻化したところで、一時的にはマーケットにはネガティブに働くこともあるでしょうが、ほとんどどうでもいいという感じになっていると、そのディーラーの方は語っていました。

つまり、ロシアゲート問題は一時的なもので、大きなリスクではないと判断しているようです。

まさに報道では見えない現場の空気感が伝わるエピソードです。

北朝鮮問題やロシアゲート問題は、マーケットを大きく揺さぶることもあるでしょうが、あくまでも一時的な反応と見るべきなのでしょうね。

むしろ海外要因で重要なのは中東問題の深刻化のようで、もし2018年のマーケット変動のきっかけとなるのであれば、中東で何かが起こることなのかもしれません。

トランプ大統領のイスラエル首都としてエルサレムを容認する発言での世界各国の反応や、イランでの反政府デモのゆくえのほうが心配ですね。


プロが重要視している2017年のボラティリティの低さ



プロの間で話題になっているのは、あまりのボラティリティのなさを危険視しているということです。

ボラティリティとは価格変動のことですが、米国株式市場においても、特にNYダウは一本調子に上昇を続け、押し目らしい押し目を作っていません。

ここで言うボラティリティは日々の価格変動のことで、日経平均株価のように1年で3,170円も上昇したから価格変動が大きいというものではありません。

一本調子にだらだらと上げる相場は、ボラティリティが低い相場となるわけです。

「普通」の相場は上がったりり下がったりを繰り返して上昇していく


上がったりり下がったりを繰り返して上昇していくのが、いわゆる「普通」の相場なのです。

一方向に上昇していくのは非常に珍しいというか、あまり経験のないことだと言われています。

2017年は、頭の良いファンドマネージャーはほとんど儲からず、単純に株だけを持っていた人が大儲けした年のようです。

あれやこれや考えすぎるとだめなようですね。特に債券や為替のディーラーにとっては「泣きの一年」だったようです。

このボラティリティのなさは、リーマンショック前の相場に非常に似ていると指摘するプロの方もいます。

ボラティリティを売ると表現していますが、価格変動がないほうに賭ける投資家が多くなっています。

VIX指数が低位安定しているのも恐怖


VIX指数という、投資家の恐怖指数とも呼ばれる指標が低位安定しています。

こういう時は、なにかのきっかけで大きく株価が暴落することがあると言われています。

これをプロ投資家は怖がっているようです。

最近の金価格上昇は、まさに株暴落のヘッジのためだと指摘する専門家もいます。

みんなが同じ方向を向いているときが一番危ない…相場の格言のようなもので、今は世界中が株高に酔いしれています。

日本市場においても日経平均株価は上がり続けるイメージを持っている人が多いでしょう。

今までの流れが大きく変わりやすい年


何より証券会社関係のアナリスト達はこぞって、日本市場は強い、年末は3万円を目指す、押し目は買いと囃し立てていますからね。

また2018年は異常干支「戊戌(つちのえいぬ)」年です。この年は今までの流れが大きく変わりやすい年だと言われています。

2018年を注意深く見るためにチェックするところは、アメリカの長期金利とVIX指数の動きになるでしょう。

アメリカの長期金利が上がらないで、長短金利差が小さくなれば景気後退(リセッション)の前兆となりますからね。

2018年は、警戒感を持ちながら、世界的株高のムードに乗るという感じのトレードになりそうですね。


年始から日本株価が上がったからと言って、このまま上がり続けるわけではないです

証券会社関係者は、年始からの日本株価上昇から今年の年末株価予想を強気に見ています。

さらに「押し目は買い」と、下げの局面は逆に買い場だと、投資家をはやし立てています。

それはそれで間違いとは言えませんが、「今年買った株は今年のうちに」ということを忘れないでいてください。

今年中に買った株は今年中に利益確定してください。長期投資と決め込んで、ずっと持つことは避けたほうが良いと思います。

2020年後の東京五輪後の景気後退は誰もが予想していることで、過去の五輪開催国を見ても、五輪後の景気低迷には苦しんできています

長期投資は、時間軸を延ばすことで利益が伸びることが前提で行うものです。

アベノミクス初動のころが一番、長期投資に適した環境でしたね。

今後はどうでしょう


今年はこのまま上昇するとしても、いずれは金利上昇にともない、株価も失速する場面が訪れることが予想されます。

利益確定はこまめに、長期で持つよりも利益が出れば現金にかえるということを心がけてください

特に今年のマーケットの動きではそれを意識してください。

今年は金融機関が盛んに投資信託を勧めてくると思います。

投資信託は「安値で買って高値で売る」ことで初めて儲かる商品です。

株価が低迷しているときには長期に保有するメリットはありますが、今の相場環境では高値掴みになることも考えられます。

投資信託を買うなら長期投資は考えないで、儲かれば売るというスタンスを取ったほうがいいと思います

むしろ今年の株式市場では、インデックスファンドを買うよりも個別銘柄に投資するほうが効率的と思われます。

高値掴みにならないように、くれぐれも投資信託購入による長期投資は慎重に考えてください。


ビットコインには注意してください



仮想通貨(正式には暗号通貨)価格が上昇するのは需給だけで、買い手が多ければ上がる、売り手が多ければ下がるのは当たり前です。

ビットコインの大口買い手はほんの数人のようで、彼らが一斉に売ればビットコイン価格は暴落します。

それだけ熟成していない薄氷の上の相場だと理解しましょう。

そもそも、スターターが儲かる仕組みになっています。

ビットコインに限らず「どの仮想通貨も、最初に仕組みを作った人が一人勝ち、胴元が勝つ仕組みとなっている」

橋下前大阪市長や2ch開設者の西村博之(ヒロユキ)氏はこう指摘しています。

「今からビットコインに投資するやつは馬鹿だ」とまで言っています。

あくまでも送金手数料が安いという利便性にだけ注目すべきですが、ここまで価格変動が激しいと、ビットコイン決算を採用する販売店側の収益も大きくぶれることになり、ビットコイン決済を中止するところも出てきました。

三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行など、独自の価格固定の暗号通貨システムを普及させてきます。

あくまでも送金の利便性で暗号通貨を考えるべきで、投資対象としては慎重に考えるべきだと思います。

ビットコインの将来は投資先として有望って言っている人ってだれでしょうね。

最初にビットコインを買っている人たちだったりして…。(執筆者:原 彰宏)

【今週の日経平均を考える】膠着感に終止符が打たれる可能性は高い

BOXに入ったかもと言い始めて、間もなく一カ月半。実際にBOXの上下限に突入してから間もなく2カ月となります。

通常の周期で考えると3か月(またいでいれば2か月ちょっとでも3か月目と取る)に入ってきます。そろそろ 上下どちらかに離れてもおかしくない時期となります。

周期で見ると年明けで、またぎ3か月となります。

実際、どちらに抜けるかは「神のみぞ知る」ことですが、チャート的には上昇トレンドで、ここまで来て移動平均線も波うちしたものの、上向きと取れる動きですので、上に抜ける可能性の方が高いとみるのが妥当です。

ファンダメンタルでは、米国の法人減税や利上げ継続で、景気好況の要素も多分にあることで、上と予測している方が多くいるように見受けられます。

日経平均株価

しかし、へそ曲がりの筆者は、みんなが上というと、下に備えたくなる性分ですので上という考えも持ちつつ下への備えをしています。

年末年始の動きでは、2016年から2017年は上昇で、2015年から2016年が下落となっており、今年から来年はどうなることでしょうか?

ただ秋から春でいうと上記の通りですが、ここ数年の動きでは、1月頭から後半にかけては調整している年が多いいです。

2014年、2015年、2016年はほぼひと月押していて、2017年の今年も正月から1月半ばまでは押しています。

年末が上げている分、年始に下げるという傾向は多く見受けられます。したがって週明けからの5日間は上げている年が多いい分 年始が下げという展開が想定されます。

さてさてどうなるでしょうか?

私の見解は、上記に上げた通り2万3000円を明確に上抜けるには材料が必要で、今、見えている材料では明確な上抜けは難しいと考えます。

再度、9月の時のように、いきなり選挙みたいなウルトラC的な材料が出てくれば話は別ですが、いまのところそれも見えてはこないです。(まあ見えていたらウルトラCにはならないのですが)

したがって、揉みあい後、実際は押されて調整してからの反発という展開を想定しています。

ヘッジファンドとしても、「これから上げても利幅は取れない」となるので、押したところという心理があるのではと考えます。


現状分析

5日線




下向きから上向きと変えて一週間を通して上を推移しました。

そして5日線の位置は今年の最高値となっています。

このことは波を打っていることで揺れている相場にはなっていますが、確実に切り上げを繰り返し上に行こうとしている意思表示に取れるのかな? と感じました。

この5日線が2万3000円を超えるときには、上抜けとなるシグナルの一つかなと感じました。

25日線


変わらず一度の波うち後 上向き継続で上を推移し5日線同様年初来高値に付けています。昨年に続き今年も年末が高値となりそうな気配です。

ただ11月9日の天井を付けて以来 週間の乖離率平均をかなり詰めています。

この煮詰りから、上に離れるという事を決めつけるのは怖いので、割り込んだ時の対策は充分に検討してくことをお勧めします。

75日


変わらず上向きで上を推移しています。

75日線に関しては上抜けてから3か月を経過して、4か月目に入っており、向きを上向けたのも同じタイミングですので、流れ的には6か月を目指すのかなと思わせる状況です。

トレンドライン


ほぼ変わらずです。

一つ追加すると、切り上がりのラインとして12月6日と15日を結んだラインが存在しています。このラインが週明け機能するなら、上抜けが想定されます。

BOXが継続もしくは調整となるときは、このラインを割り込んでくると考え、このラインと11月9日の始値の横軸(概ね2万3000円)とで出来る三角保合いを上下どちらかに離れることが想定されます。

後は前回記載の、下降フラックも合わせて意識していきたいと思います。


テクニカル指標

一目均衡表




変わらず上昇示唆で、遅行線もきれいに日々線を下から上にいいタイミングで抜けました。

気になる日柄は、11月9日から31日 週明け火曜日に基本数値の33日がやってきます。ここ前後で動きが出るか注目です。

ボリンジャーバンド


バンドが完全に横ばいとなりました。±3σが波打ちBOXを示しています。その中でバンドが収斂してきているように見受けられ、この収斂が継続するのであれば、その後にトレンドが出る動きとなります。

さらにBOXから上下のトレンドが出るときは、±3σに触るか? ±2σを終値で抜けると抜けた方向にトレンドが出る可能性が出てきます。

抜けた次の日に注目しつつ、トレンドの始まるタイミングを見逃さないようにしたいものです。

スローストキャスト


比較的小刻みにゴールデンクロス デットクロスをしております。

その中で全体的に下に降りて行かないという事は、強さをイメージつけています。

したがって上抜けの可能性が高い動きと取れますが、ここにきて最終のデットクロスが切り下げたことで???が出てきました。


総合判断

私の個人の主観を横に置くと、上抜けを示唆する雰囲気は多分に出ています。

したがって下抜けも警戒しつつ、上抜けにも十分な備えは必要になっております。

緊張感を切らずに見極めていこうと思います。週明けは押して寄り付くことが想定されます。

寄り付き段階で5日線 +1σを割り込んでくると想定し、引けがどの位置になるか注目です。

火曜日辺りから外国人が戻ってくることが考えられます。

買いから入るか? 売りから入るか? 膠着感に終止符が打たれる可能性は高いと考えます。

年末で忙しい方が増えると思いますが、相場に忙しいも暇もありません。どんな時も平常心で、かわらないチャックと、かわらない判断を継続しましょう。(執筆者:城 晶子)

【今週の日経平均を考える】日経平均とクリスマス休暇

2番天井かも? と思わせた12月1日の高値を0.02円上回ったり、25日線まで押したり、やはり今のところBOXの可能性が濃厚な値動きと考えます。

従って、やはりある程度上げたら売りで、ある程度下げたら買いというスタンスとなっています。

そしてFOMCも大きく影響を与えることなく通過し、12月半ばとなりました。

出来高も本格的に細り始め、さらに細ってくることが想定されます。

そうなると日経平均は押される可能性が高くなり、週維持した25日線に対してどのような動きになるか注目です。



12月6日の押しでは、25日線が上向きでしたが、現在は向きを下向きと変えたことで、25日線を割り込んだ時は、加速しやすい環境になっていると考えます。

逆に週明けからの反発となり再度 上抜けチャレンジや上抜けとなると、25日線の向きが変わってくるので、その時は25日線の波打ちでBOXへの確信度が相当高くなると考えます。

さてさてどうなるでしょうか?

私の考えは、最初から変わらずBOXという考えでいるので、11月16日の安値と11月9日の高値の中での攻防でどちらに離れるか? という認識です。

世の中的には上放れが多く語られているように認識しておりますが、私は下離れに対する備えを強めに持っています

上放れを意識しての下抜けは対応が遅れがちですが、下抜けを意識していての上放れはさほど 動作に遅れは出ないという経験則からです。

ただ、ここにきて11月9日の実線での高値2万2989円へ2度チャレンジしてたたかれ、下値を切り上げてくる動きは、テクニカル上、上抜けの可能性は高くなっているとも考えられます。

2014年後半から2015年前半に、2007年の高値を7年ぶりに更新するときの動きに似てきました。今回は、どうなるでしょうか?

週足、月足を見ると、それぞれに方向性を示す動きが見えて、週足では、包み線となっており、月足は途中過程ですが、この週末が引けだとかぶせ線と見受けられる状況です。

週明けが、上げて来る状況の中、押すかもという話は、いかがなものかと考えますが、チャートが示しているものを一つ一つ読み込んで、総合的に方向性を判断することが重要ですので、一日の動きにとらわれず全体像を見る必要があると考えます。

実際の週足、月足チャートは、完全な上昇トレンドで、週足だと昨年の6月からで月足だと2012年の秋から始まったトレンドがどこまで継続するのか? 見極めです。

中長期では、今のところトレンドに変化はなさそうですし、まだ継続という認識でおりますが、日足となるとまた別の話となると考えしっかり用心が必要です。


現状分析

5日線


テクニカル分析


上向きから下向きと向きを変え、波うち継続中で揉みあい示唆し、位置も上から下へというパターンとなっています。ただ終値ベースでは毎日切り下げたという展開です。

25日線


わずかですがとうとう向きを下向きとしました。

位置としては、時間帯では割り込みましたが、終値ベースでは上を維持という展開となっています。

上記にも記載しましたが、下向いた段階での下抜けは、グランビルの正攻法の売りの1を示すので、下への加速が早くなる可能性が高くなりますので、俊敏な対応が必要になります。

ただし再度、上向きとしたときは、やはりBOXがしばらく続くという認識となります。

75日線は、変わらず上向きで上に乖離という展開です。

トレンドライン


位置関係に変化はなく、下に関しては、11月16日と12月6日の安値を結んだ切り上がりのラインが目先の抵抗線で、このラインにチャネルのラインを11月17日から引くことで下降フラックかもという形が見えてきます。

さらに下は、11月16日の安値の横軸と10月20日の窓の所と考え、上に関しては、上値のところ(11月9日の始値)の横軸が機能しているように思えるので、このラインを意識しさらにその上に11月9日の高値という考えでいようと考えます。


テクニカル指標

一目均衡表




上昇トレンドに陰りが出る展開で、基準線転換線を割り込み、遅行線も日々線を割り込みました。

したがってこのまま本格的に崩れていくのか? 注目しつつ、天井からの26営業日で何かが起きるのか?

週明けに注目し、次の基本数値の33営業日目を意識していきたいと思います。

ボリンジャーバンド


上下の3σが完全に波打ちましたので、かなりの確率でBOXに入ったという認識です。

この後の展開がどのラインまで上げ下げしていくのかで、上げ傾向のBOX、下げ傾向のBOXというのを見極めに入りたいと考えます。

スローストキャスト


ゴールデンクロス、デットクロスが切り上がり強さをイメージさせてきています。

この後の展開は、ゴールデンクロスの位置がポイントになりますがどうなるでしょうか?


総合判断


毎週毎週、変わらずで恐縮ですがBOX継続中と考えます。

このまま揉みあいながら、2018年に突入の可能性も考えつつ、上下にいつ離れても対応できるように準備したいと思います。

BOXは揉み合いが続くと集中力が切れ、瞬間的なBOX離れの対応ができないことがありますので、集中力を切らさず見極めが必要です。

いろいろな思惑、情報が流れますが、最後はチャートをしっかり見て見極め対応していきましょう。

ここからクリスマスまで、出来高が薄くなることで、少しの出来高で方向感が出る可能性もあるので、油断せずまいりましょう。(執筆者:城 晶子)

今後の経済成長が見込める国の条件は? 成長のキーワードを探る

日経平均は好調なものの、日本の市場は既に成熟しています

言い換えれば、今後の経済成長率が限定的であるとも言えるでしょう。

それは、企業の時価総額の変動を見ても一目瞭然です。

実際に、主力企業の株価は、他国の株価上昇に比べて上昇ペースが鈍い。

経済成長率の予測を見ても、日本は先進国内で非常に低いランクに位置しています

今後経済成長のペースが鈍化すると予想される日本。一方で、今後成長する国にはどのような特徴があるのでしょうか




まずは、経済成長率ランキングを確認。成長国ひしめくアジア

昨年の経済成長率ランキングを確認すると、バングラデシュが8位インドが10位に食い込んでいます。

資源価格が好調だったこともあり、中東諸国が上位に食い込んでいます。

その中でも、アジア勢が2か国占めていることを考えれば、アジア勢は健闘したと言えるでしょう。

また、トップ20まで確認すると、アジア勢は実に6か国経済成長率上位のじつに30%を占めているのです。

ここからもアジア勢の台頭が著しいと見ることができるでしょう。

また、2017年の経済成長率トップ3インド、中国、インドネシアのアジア勢が占める見通し。

アジアに投資すれば、かなり高い確率で比較的大きい利益を上げられていたことになります。


豊富な人的資源、広大な国土が成長のキーワード

経済の成長性が高い国、投資で利益を上げやすい国にはいくつか特徴があります。

結論から言うと、豊富な人的資源と、広大な国土は欠かせません。2017年の経済成長率上位国を確認してみましょう。

中国とインドは、海外諸国を凌駕するほどの人的資源を抱えています。

世界の人口ランキングは、今後もこの両者がデットヒートを繰り広げることになるでしょう。

また、インドネシアも同様です。人口ランキングでは世界4位にランクインします。

また、これら3か国は広大な国土を持つことでも知られています。広大な国土を持つことは、資源を豊富に持つこととイコールになるケースが多い

これも、今後の経済成長率を占う上で、非常に重要なポイントになってきます。

実際に、インドでは地下資源が豊富で、石炭は世界4位の埋蔵量を誇ると言われています

原油や天然ガス等も採掘できます。これはインドネシアも同様です。

また、中国についても鉱物資源の総埋蔵量が世界3位。

つまり、経済成長率上位の常連は、豊富な人的資源と広大な国土を持つケースがほとんどだと言えるのです。




最後に

これらのキーワードを鑑みれば、今後はエジプトやナイジェリア等のアフリカにもチャンスがあるかもしれません

「人口と国土(資源)」を投資をする際の軸に据えてみてください。(執筆者:徳田 陽太)

【今週の日経平均を考える】下へ上への攻防

「行って来い」の一週間となりましたね。

この値動きで上向きの25日線を大きく割り込むことで、上昇トレンドは概ね一旦終焉と考えます。

(この後 上抜けたときは中断もみ合いという扱いになる事もあり得る)が、やはり上向きの25日線を一気に下抜け、下落に一直線という動きにはなりませんでした。

25日線を下へ、上へという攻防をした一週間。この値動きはBOXという可能性を高くした値動きと考えます。

今回の押しでは、11月16日の安値手前で反発するものの、細かい揉みあいの下値となっていた11月28日と11月20日の安値は割り込みました。

したがって微妙ではありますが、切り下げとも見えています。

ただ、BOXと考えたときの下限は、11月16日の安値と考えるので、下限近辺まで押して反発したという値動きでした。

そして反発は勢いを感じさせたまま週末入りとなり、週明け 上抜けをイメージさせる値動きとなっています。

非常に今後の判断が難しく、下抜けるか? 上抜けるか? とドキドキさせる状況です。

しかし、揉み合いが長くなりそうというのがメインシナリオですので、今週の動きは想定内とし対応すべき状況です。




そうは言っても

6日の下げ幅を見るとあれ? 下抜けるかも? とか、8日金曜日の窓空け陽線を見ると切り上げるかも? などと考えてしまいますよね。

ですから、上下抵抗線に対して抜けたときの対応を徹底するとして、抜けるまでは逆張りし、玉の整理を推進するのが望ましい状況と考えます。

そして週明けは、今のところ大きく上下する雰囲気無く、概ね、気持ち上という所で始まることが想定されます。

ちょうど11月9日と12月8日の高値を結んだトレンドライン上で寄り付きそうな雰囲気です。

BOXであるなら斜めのトレンドラインは機能しない可能性は高いですが、もし未来的に下に崩れるのであれば、上値抵抗線として機能することが想定されます。

さてさてどうなるでしょうか?

私の見解は、現状変わらずBOXトレンドをメインシナリオとして対応予定です。

現状のファンダメンタルは、上抜け、底割れともに材料不足であることが要因ですが、ヘッジファンドのクリスマス休暇にともなう換金売りに関しては、ファンダメンタルに関係なく遂行されるので、状況によっては底割れもあり得るというスタンスでおります。

逆に、米国の利上げや法人減税に対する好反応が一気に露呈し、急反発も可能性としては有るので、やはり方向感は決めつけ不可能です。

いつもの事ですが、フラットな姿勢で保合い離れを待ちたいと思います。


現状分析

5日線




上向きから下向きに向きを変え、位置も上から下、そして上に乖離という、めまぐるしい展開でトレンドを示す動きとはなりませんでした。

ただ、週末の窓空け上放れは上昇入りの入り口の可能性を感じる動きと見えました。

25日線


上向き継続するものの 明確に大き目な陰線で割り込みました。

終値で下回ったのは9月11日以来で、今回の急上昇が始まってから初めての状況です。

この値動きが何を意味するのか? もちろん未来にならないとわかりませんが、私としては、上昇トレンド終焉のシグナルと考えています。

ただ、25日線を中心としたグランビルで見ると、値動きは買いの2をイメージさせる値動きですので、上放れもあり得るのかなと思う部分もあります。

75日線は変わらず上向きで上に乖離を継続しています。


トレンドライン

25日線を割り込んだと同時に、9月8日と11月16日の安値を結んだラインを割り込みました。

この割り込みにより上昇トレンド終焉と考えます。

この後の下のサポートはBOX下限と申している11月16日の安値の横軸が機能してくると考えます。

もう一つ切り上げのラインとして、11月16日と12月6日を結んだラインも、今後のポイントとして見ていきたいと思います。

そしてそのラインと上に関しては、機能するかは微妙ですが11月9日と12月1日を結んだラインとで出来る三角保合いが、当面の保合い離れポイントと見受けます。

さらに11月9日の高値の横軸が上値抵抗線となると考えます。


テクニカル指標

一目均衡表




上昇トレンド示唆に戻りました。

気になるポイントは、遅行線が日々線との接触をよけるような動きをしていると考えますが、今後 接触しないで進むとなると、上抜けという事になりますがどうなるでしょうか?

日柄では、11月9日の天井からの26営業日が気になるところです。

ボリンジャーバンド


収斂から+3σが上向きと変えました。上昇入りの動きか? BOX入りへの動きか? 今後見極めポイントになってきます。

スローストキャスト


下まで降り切らずゴールデンクロスとなったことで強さをイメージつけています。


総合判断


気持ち上を意識させるシグナルが見受けられることで、私自身は迷いが出ていますが、基本はBOXというスタンスで変わらずです。

やはりBOXは難しいというのが率直な意見で、ここから年末まで非常に先行き不透明ですが、自身のイメージしたシナリオに沿って、建玉を考えていきたいと思います。

今年も残りわずか、しっかり見極めていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)

【読者の質問に回答(2)】株好きな私が唯一選んだ投資信託「ひふみ投信」とは

読者様からのご質問に対する回答の続きです。(前回の記事【読者の質問に回答】実績がない投資信託の分析方法を教えてください

今回は私のおすすめの投資信託をご紹介いたします。

もともと私は投資信託が好きではなく、個別株を買う方が好きなのですが、唯一購入している投資信託があります。




投資信託についての考え・方針

人によって「最適な投資信託」は異なるかと思いますので、まず私自身が投資信託に求めることを明らかにしておきたいと思います

私が投資信託に求めることは、株式投資がうまく行ったときのような、大きなリターンではありません

目的があって資金をコツコツためたいと思っていますが、預貯金の金利は全く期待できないので、多少のリスクを取って投資信託でためつつ増やしたい、という考えです。

定期預金等よりも利回りが良ければOK、もし年間5%でもリターンがあれば超ラッキー、という感覚です。

相場環境によってはリターンがマイナスとなる年もあるかもしれませんが、少なくても5年以上の長期投資を考えているので、トータルでプラスになるまで保有すればよいと思っています


ひふみ投信

私が選んだ投資信託は「ひふみ投信」です。

ちょうど第9期(2016年10月1日~2017年10月2日)の年間運用報告書が発行されたので、そちらの情報を元にご紹介します。





運用会社 : レオス・キャピタルワークス

投資信託名 : ひふみ投信
設定日 : 2008年9月30日
基準価格 : 4万5,440円
純資産総額 : 868億4,400万円
投資対象 : 主に日本の成長企業(外国株の組み入れもあり)
第9期のリターン : 34%
分配実績 : なし

基準価格に驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

基準価格1万円からスタートしており、4.5倍以上になっているということです。

「守りながらふやす」というコンセプトがあり、できる限り変動を抑えつつリターンを目指しています

組み入れ銘柄はほとんど日本株ですが、マイクロソフトといった外国株も組み入れられています。

レオス・キャピタルワークスのサイトでは、丁寧で詳しい紹介があります。


保有状況

2017年4月に月1万円の積み立てを始めました。現在の保有状況は下記の通りです。


≪クリックで拡大≫


投資金額に対して約15%増えています。私が「超ラッキー」と考えるレベルの年5%の成果をぶっちぎってくれました。

とはいえ、今年は日経平均が大きく上昇していますので、この結果はある意味当然です。

日経平均は4/3から11/24までで約18%上昇していますので、日経平均よりは少し劣るともいえます

それなら日経平均などの指数に連動する投資信託の方が良いのではないかとも思えますが、過去の実績を見るとそうとも限りません。

月次報告書では過去の各年の収益率(リターン)がグラフで記載されています。



≪画像元:ひふみのあゆみ(pdf)


参考指標としてTOPIXの収益率も記載されているのですが、2008年から2016年までの間で、TOPIXよりも収益率が悪かった年は1度もありません。

またTOPIXの収益率がマイナスになった年が2年ありますが、その時でもひふみ投信はプラスの収益率を維持していました。



≪画像元:ひふみのあゆみ(pdf)


相場環境が良いときに良い結果を出すのはまだ簡単です。

相場環境が悪いときにリターンを出せる、あるいは損失を少なくできるという点が、「守りながらふやす」を目指すというこの投資信託の最大の強みなのではないかと思います


選んだ理由

大きなリターンを求めないと言いつつ、この投資信託を選んだ最大の理由は、やはりパフォーマンスの良さにあります。

しかし、それだけではありません。

日本株メインで分かりやすい


投資信託があまり好きではない理由の一つに、投資対象が分かりにくいという点があります。

レポートで組み入れ上位の銘柄を確認できるとはいえ、個別株に比べると透明性は劣ります

せめて自分が馴染みのある日本株をメインとした投資信託の方が分かりやすいと考えました。

情報発信に力を入れている


サイトを見ると良く分かりますが、情報発信に非常に力を入れています

レポートは月に2回発行され、その内容は敬意を表したいほど丁寧です。

また各地でセミナーも行ったり、動画配信をしたりと、投資家に運用状況を伝える姿勢が感じられます。

継続性が感じられる


長期で投資する以上は、その投資信託に「継続性」があるかどうかは非常に重要だと考えています。

損が出ているときに「ハイ、解散します」と言われたらたまったものではありません。

投資信託が終了する場合として考えらえるのは、運用会社の経営破たんや解約が増加することです。

レオス・キャピタルワークスは自社の財務状況なども公表しており、また投資信託の純資産総額も増加傾向にあり、契約者(契約金額)が増えています。

チームで運用しているのが分かる


継続性と近い点でもありますが、カリスマ運用者が中心となって運用するのではなく、バランス良くチームで運用しているという点も重要だと思っています。

もし仮に途中で運用者が変わっても、運用方針を継続しやすいからです。

5年・10年・20年と、長い年月同じ運用者がずっと運用することは不可能だと思っています

コストが低い


レオス・キャピタルワークスで直接口座開設をして購入する場合、購入手数料はかかりませんし、解約時の手数料もありません

そして運用期間中の信託報酬も年1.0584%と比較的低く、保有期間が5年~10年になると年0.8584%、10年以降は年0.6584%とより低くなります。

証券会社などを通じて「ひふみプラス」を購入する場合は、購入手数料がかかる場合があります

また保有期間に応じた信託報酬の低減制度はありません。




まとめ

資金の性質やリスク分散などを考えると、投資対象に外国株や債券・不動産なども含まれる方が良いのかもとも思います

しかしひふみ投信については、そういった分散投資の考えを無視しても気にならないほど、投資家の資産を増やすことを真剣に考えた投資信託だと感じ、購入に至りました。

必ずしもすべての人に向く投資信託とはいえませんが、参考にしていただけましたら幸いです。(執筆者:高橋 珠実)

【今週の日経平均を考える】12月相場入り、目先の高値更新あるのか。

12月の初日に上放れとなり、年末の動きとしては幸先良い動きとも思えますが…なんとも言えない状況です。

このまま、上放れし11月の高値にチャレンジし上抜くのか?
チャレンジだけで頭を押さえられて、BOXの雰囲気を出すのか?
高値切り下げしてダブルトップを作りに行くのか?

現段階では、判断が苦しいところです。

現状の与えられたチャートから見えることは、11月17日の高値を12月1日に上抜けたことで切り上げ型の三角保合い上放れが起きています。

したがって上を向いているという現実はあります。

しかし 寄り付き段階で窓空け上放れとしていたにも関わらず、窓埋めして下髭を作るという展開は、気持ちのいい上放れと言える状況にはなりませんでした。

火曜日に気持ち押したものの、それ以外は終値ベースの切り上げは起きています。



逆にチャートを視覚的に見ると、陰線優勢の陰線勝ちとなり、上値がなんだか重いのだろうと思わせるチャートに見受けられます。

見える材料としても、迷わせるものが多く、上下の方向感を思わせる確率高い条件はなく、ただただ迷わされるチャート形状と言えます。

もちろん常に言っていることですが、迷いなく 上だ 下だと言い切れるチャート形状のタイミングは、ほぼないという現実もあるのですが…

上放れに対してのファンダメンタル的な見解は、米国の法人減税への見通しがメインの材料であることと、今月実施予定の利上げからくる円安要因もあるかと考えます。

この要因だけで目先の高値更新があるか?

正直微妙なところですが、ないとは言えないので買い玉の割合もキープが必要と考えます。

例年の動きとして、「11月末から12月半ばまでは上がりやすい時期に入る」という展開を地で行くような動きをしています。

例年通りであれば、後2週間ほどの上げ下げしながら、上げ基調が望めます。

幅次第で高値更新もあり得る話ですが、私自身は高値更新の要素が今見えるものとしては足りないと考えます。

やはり当面揉みあいのBOXになるだろうというのが今、思うところです。上が11月の高値で下が11月16日の安値と想定します。

その想定であれば、売り玉を打診的に入れる(まだ上はある。)位置かと考えます。

結果は、未来にならないとわからない事ですが、根拠をもって動き 想定できない事が起きたら速やかに逃げるというのが私のスタイルですので、現状の揉みあい前提と考えると今の動きは想定内となります。


現状分析



5日線


一週間を通して上向きでほぼ上を推移し週末は上に乖離しています。

この動きからは短期的には完全に上向きと考えます。

25日線


変わらず上向き維持しており位置としても上の乖離を維持した一週間でした。

対25線との位置関係としては、グランビルの買いの3をイメージさせる動きですが、一気に25日線を割り込んで勢いつく可能性もあるので、上放れをしていくという断定は出来ない状況です。

75日線


変わらず上向きで上への乖離維持です。

トレンドライン


9月8日と11月16日の安値を結んだラインが機能してきましたが、週明けの寄り付きで押したところが、トレンドラインブレイクの可能性があるので、引けを見て多少気持ちを寄せる必要が出るかもという状況です。

ただBOXであれば切り上げ切り下げのトレンドラインは機能しないので、断定は厳しいかと考えます。

そして同じポイントに25日線もいるのでここも注目です。

さらに下には、直近安値11月28日安値とその下が11月16日でさらに下は、10月20日の窓の所が抵抗帯となると考えます。

上に関しては、切り下がりのラインは設定するたびにブレイクで、上は11月9日の高値の横軸がポイントになると考えます。

ここを上抜けたときは上への加速が期待されますが、どうなるでしょうか?


テクニカル指標


一目均衡表


上昇トレンドの形状で特に感じるものは見えないという認識ですが、一目理論の日柄で見ると天井つけてから金曜日が16営業日なので基本数値の17日の誤差一日で天井となるかもという考えと、この後26日営業日が12月15日金曜日ここまで上げるという発想とそこまで下げるという発想が出てきます。

さてさてどうでしょうか?

ボリンジャーバンド


収斂が継続する中 わずかですが+2σが向きを変えました。

この段階で向きを変えるとなると収斂中となるので、横ばい示唆と考えます。

まだ、情報としては不確定というか薄いと考えるので「かもしれない」レベルと考えます。

スローストキャスト


2本のラインが上げている最中のデットクロスとなり、トレンド崩すかと思わせてすぐゴールデンクロスとなって、逆に強さをイメージつけています。

次のデットクロスの位置がかなりポイントになると考えます。


総合判断


未だ上昇トレンド継続中でトレンドは明確には崩れていなく、この後の展開としては、まずはBOXに入っている可能性がすでにあり、その後の展開として下離れの時には下落入りとなるのですが、今のところ上昇か? BOXという展開と考えます。

ここから年末まで限られた時間となります。自身の決めた今年の目標を再度思い出し年末の大納会の日まで出来ることをしっかりやり切りましょう。

そして週明け、押したところでまずは5日線、トレンドライン維持するか、しっかり見極めたいと思います。(執筆者:城 晶子)

【今週の日経平均を考える】SQ値との位置関係

現状は、11月17日の反発時の高値を上値抵抗線とした切り上がりの三角保合いを作っているように見えます。

この三角保合いも、あと数日で保合い離れが想定されるところまで来ており、今後の展開が上値追いとなるか? 調整入りとなるか?

見極めですが、今見えているものからは、判断が難しいところです。

4日間のレンジ幅が450円程度と動きが硬直しており、エネルギーは貯められていることから、この後の動きが振れ幅を大きくするかも? と考えます。

更に、値動きが揉み合いと表現はしたものの、終値ベースでは連日切り上げる動きをしていることは、上抜けをイメージさせる材料です。(可能性としては薄いですが。)

11月算出のSQ値2万2531円ですが、全体的にはSQ値を上抜けるものの終値では下回るという上値を抑える動きをしているように見られましたが、とうとう週末の金曜日に引けでSQ値を上回りました。

これで、この後、SQ値をサポートラインと出来る可能性が出てきましたので、週明け、SQ値との位置関係をどのように推移するかに注目です。



そして米国の動きから、週明けは、上げて寄り付くと想定されますが、上抜けまではいかないレベルと、未だ方向感を明確にする材料は出てないです。

ファンダメンタルとしては、概ね好決算に後押しされた企業群が引っ張る形で下支えとなり、利確の押しを飲み込んでいるように見受けられます。

そして、週明けから年末商戦に対する期待の上げが入るのか? が注目ポイントとなります。

一方、神戸製鋼に続いて、またも、偽装問題が浮上し始めている日本のもの作り。

このあと、投資家がどのように見ていくのか? 中期的に注目ポイントになるでしょう。

三菱マテリアル問題




前回の神戸製鋼問題。他の企業にも同じ様な偽装が波及し、次々と出てきそうな気もします。

内部留保が過去最大級になる一方、働く社員たちへの還元が薄い中、社内からの内部告発が出やすい構図となっております。

「うちもある気がする」と思っている社員たちが多いのではと考えると、もしも、そのような事態となった場合には、前々から言っている日本製品への不信から、日本の産業の根幹を揺るがす事態も起こりうると考えます。

これ以上、波及しないことを願いますが、この火種がどのようになっていくか?

目を離せないものです。現段階のCMEの動き的には、問題が影響しているとは感じるレベルではないので、心配しすぎかなとも考えます。


現状分析

5日移動平均線




下向きの動きから向きを変えて上向きとしました。位置としては、上向きで上を推移している事から、短期的には上を向いているように見受けられます。

25日線


変わらず上向きを継続で、上に乖離した状況が続いております。

しかし、乖離を広げるには至らないことから、見た感じは、日柄調整をしているように見受けられます。

グランビルの法則で判断すると、タッチはしたものの、動きとしては買いの3を示す値動きと見られ、この後の反発示唆の可能性という展開です。

75日線


変わらず上向きで、上に乖離を続けております。

トレンドライン


現状、下は、9月8日と11月16日を結んだラインがサポートラインとなっており、25日線とほぼ同一の線となっています。

このラインを勢いよく割り込むときは、トレンドを変換させる時という判断材料の一つとなると想定します。

割り込んだ時は、11月16日の安値の横軸(ここをネックラインとしたダブルトップのボーダーラインとなる)と、更に下は、10月20日の窓が抵抗帯となると考えます。

上に関しては、11月9日と22日の高値を結んだラインと、緩やかな方で11月17日と22日を結んだラインも気になります。

そして、明確に上昇トレンドに戻すボーダーラインは、11月9日の高値となります。


テクニカル指標

一目均衡表




基準線・転換線の上で推移しており、上昇トレンドを示唆した位置取りとなっています。

ボリンジャーバンド


指摘したバンドの収斂が継続しており、この後のバンドの動きに注目です。

・収斂しきってセクシーボリンジャーを形成してトレンドを作るか?
・途中で横ばいとなりBOX示唆するか?
・また上昇に戻すか?

特に +3σ の動きに注目です。

スローストキャスト


2本のラインが上向きとなり、途中、デットクロスしそうな雰囲気を回避しました。この回避の動きは、強さを意識付けるものと見受けられます。

この後、どこまで上げてからデットクロスとなるかに注目です。


総合判断



引き続き、トレンドが崩れていないことから、上昇が継続と判断します

但し、いつ崩れてもおかしくない状況から油断せずに見極めるべきタイミングと考えます。

大型株の動きが鈍い中、中型小型株が賑いを見せていました。このような時に『迷うことなく自分のスタイルを貫くことが出来るか』がポイントです

・色々な銘柄を追いかけるのも一つのスタイル
・同一の銘柄群を追いかけるのも一つのスタイル

ある程度の時間を掛けて自身のスタイルを構築して参りましょう。

週明け、方向感が出るかは微妙ですが、12月に突入することで、相場は強気になる可能性が出てきます。しっかり引き付けて、見極めましょう。(執筆者:城 晶子)