マレーシア

「マレーシアの年金制度」は給与天引きで積立てる公平なシステム しかし長生きするとお金が尽きるデメリットも。 

不安の多い日本の年金制度



近い将来、日本の年金制度が崩壊することが懸念されています。

少子化に全く歯止めがかからず、労働人口が減っていき、年金の支払われる年齢がどんどん上がっていくことが予想されています。
今の若い世代は、何歳になったら受け取れるのでしょうか?

一方的に支払うばかりで受け取れるかわからない若い世代の人は、どのように考えればいいのでしょうか?

年金の支払いを毎月している世代の人は、どのように自分を納得させ、不安の多い年金に対して向き合えばいいのでしょうか?


マレーシアにもある強制加入の年金制度

私が住んでいる、マレーシアにも「EPF」と呼ばれている年金制度のようなものがあります。

国民自身が給与天引きで積み立てていったお金を、55歳またはそれ以降に本人が仕事を退職した時には積み立てた金額の上にかなり多くの利子がプラスされて払い戻される仕組みです。

マレーシアには、日本のような退職金が存在していません。そのため、退職金と年金に充てるために、雇用されている立場のマレーシア人たちは強制的にEPFに加入させられます。

マレーシア人の考え方


暑い常夏の国マレーシアは資源が豊富で産油国でもあるためからなのか、大半のマレーシア人たちは毎月しっかりと貯金をして将来に備えるという考えをもっていません。
お金があれば、貯金するよりも将来のために不動産購入したり、投資をする
という考え方を持っています。

そのため国が国民の将来の生活ができるようにきちんと貯金するよう管理する仕組みをつくったのだと思います。



自分で支払ったお金を、自分で受け取る制度


若い世代が支払ったお金が上の世代の方達の生活を支えるために使われるのではなく、自分で支払ったお金を将来自分で受け取ります

支払いは雇用される側の人だけでなく、雇用している会社も負担するのです。

雇用する会社側が基本給の13%負担し、本人が11%を負担して、合計で基本給の24%を退職金と年金に充てるため、「EPF」として55歳まで積み立て続けます

マレーシア人の多くの人は、会社を何度も転々とし、何度も転職するのですが、EPD番号はたとえ勤める会社が変わったとしても引き継がれます

そのため、積み立てたお金を受け取るのには問題ありません。

さらに、雇用者本人が負担している分の積立金は所得税から全額控除されます。

金利もいい


マレーシアの現在の定期預金の金利は、3~4%程度です。

この「EPD」の場合は積み立てている原資に対して5~6%の利子が複利で付きます。

そのため、55歳以降の退職時には積み立てた金額よりもかなり多くまとまった金額のお金が
退職金 + 年金
として払い戻されます。


外国人もEPFへの加入が任意で認められている

会社側が就労している外国人の加入を認めている場合に、日本人のような外国人でも、任意でEPFとして毎月積み立てができます。

ただし、会社側も積立金を負担するため、長期での就労することが前提で経営者側がEPF加入を認めてくれる場合に限ります

マレーシアである程度の長期間働いていた日本人が55歳になる前に、日本に帰国することになった場合であっても、その時点まで積み立てた、元本と利子を合算した金額を受け取ることができます。

そのため、ある程度の長期間マレーシアで就労する予定の日本人は、会社に頼んでEPFに加入する方がいいです。

実際、現地で働く日本人の方はEPFへの加入を希望している方が多いようです。

参考文献:「安心・納得の制度、マレーシア版年金ETF制度とは

EPF制度は公平なシステム


年金を受け取っている世代のマレーシア人の方達と交流がありますが、高給取りだった方は十分な年金額を受け取れているようです。

マレーシアのEPF制度は公平なシステムであるように感じます。




EPF制度のデメリット

日本の年金がマレーシアのEPFのように支払う本人が自分が受け取る前提で積み立てして、本人に全部返ってくる貯金のようなものだったらどんなに良いでしょう。

若い世代が支払っている年金が老齢世代の生活を支えている現在の日本と比べ、自分で働いてためたお金が年金となるマレーシアの制度は良いものに思えます。

ただ一概に、マレーシアのEPF制度が日本の年金とと比べて良いことばかりとは言えません。

1. 長生きするとお金が尽きる可能性がある


マレーシアのEPFの場合は、生きている限りずっと受け取れる仕組みではないため、もしも長生きした場合はお金が途中で尽きてしまうことも考えられます。

2. 国から生活を保障されない


公的医療制度のある日本のように国民の最低限レベルの生活を保障するような社会福祉制度がしっかりしていません。

もしもマレーシアで病気、または事故で大けがをした場合、自分でしっかり医療保険に加入していなければ、医療費を自己負担しなければなりません。

医療レベルは良くなってはきてはいますが、やはり日本の方が断然高いです。

3. 経済格差がある


人口の6割を占めているマレー系マレー人は相当な好待遇をされているため、中華系・インド系はじめ他の人種の人たちはそれに対し相当な不満を持っています。

そして経済的に豊かな人とそうでない人の格差はかなり大きいと感じます。


自助努力が必要



海外からの移民にとって
自分の力でどうにかする
という考え方は不可欠です。

マレーシアでは、衛生的な問題でお腹を壊すようなことも時にはあります。

将来自分を取り巻く環境がどうなるかわからないため、たとえどこに住んでいたとしても、自分でどうにかするという考え方を持つ必要があるのだと思います。(執筆者:鈴木 美代子)

移住したい国No.1の「マレーシア」に移住して3年の筆者がレポート(2) 日本人のお給料と物価事情

日本人が海外移住したい国ナンバー1



以前の記事で、マレーシアは2015年以降、10年以上「日本人が移住したい国ナンバー1」である国であることをお伝えしました。

マレーシアは、アジアの中で先進国に近い国であり生活レベル・医療レベルも高い国でありながらも、
・ 物価が東南アジア諸国並みに安い

・ 親日国家である
とのことで、「日本人にとって生活しやすい国」であることが毎年ナンバー1に選ばれている理由です。

このマレーシアに移住することを考えてみて、長期滞在ビザであるMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム・ビザ)を取るためには、複雑な手続きと、まとまった金額の準備資金が必要です。

では、その他の方法でマレーシアで暮らせる方法はあるのでしょうか?

今回はこのように考えている方のために、「マレーシアで働くことのメリット」をお伝えしていきたいと思います。


マレーシアでの就職先

まず、マレーシアでの主な就職先として挙げられるのは日本企業の現地法人です。

日本企業なので、日本人を相手に仕事をすることが多いと考えられます。

ただし、やはりマレーシアで仕事をする上では、ハイレベルである必要はありませんが最低限のレベルの英語力は必要です。

マレーシアの人達の英語力は高い


マレーシアの人達は、小学生の頃から母国語のマレー語と同じくらい日常英語を話せるようになっているため、英語が通じない人がかなり少数です。

もしも英語が通じないとしたら、首都クアラルンプールから離れた田舎の方に住んでいる人達くらいかと思います。そのくらい、東南アジアの国の中でもマレーシアの人達の英語力は高いです。

英語力が不安な方にも仕事はあります


だからといって英語が決して得意とは言い難い日本人が仕事についていかれないかというと、そんなことはありません。

日本語の教師や、日本企業で現地の日本企業や日本人相手に仕事をすることが日常的に多いなどの求人も多くありますので、そのような求人を中心に探せば、マレーシアで仕事を見つけることができるでしょう。


お給料はいくら?

マレーシアでは日本と比べて、1/3~1/2程度の費用で暮らせます。

しかし、人によって住居や食事など生活水準レベルに違いがあるため、もっと高い生活水準を求めたら、実際は1/2くらいの生活費になるかもしれません。

では日本人がマレーシアで働いたら、どのくらいの給料がもらえるのでしょうか?

最低給与は5,000リンギット




マレーシアの内務省で日本人を雇用するにあたり、就労ビザ取得をすることが条件になっていて、最低給与は5,000リンギットと決まっています

1リンギット=26.5円で計算すると13万2,500円程度です。

技術的な専門職や営業などになると、お給料は月1万リンギットを超えてくるかもしれません。日本円で約26万5,000円です。

マレーシア人のお給料事情


マレーシア人のお給料は、新卒者の給料が2,000リンギット(日本円で約5万3,000円)で、40代の管理職が6,000リンギット(日本円で約16万円)です。

マレーシア人は、2,000リンギット程度でもどうにか生活できます

月13万円は高給


日本人であるというだけで、マレーシア人の管理職に近い金額が最低限でももらえることになります。


一人暮らし事情

月最低13万円のお給料をもらう日本人は、マレーシアでどのような生活を送れるかを紹介します。

家賃


単身用で2,000リンギット程度(それ以下もあり)

2,000リンギット程度の住まいは、現地の人が暮らすよりもハイレベルなコンドミニアム(日本のマンション)です。

基本的に、生活に必要な家具やプールとジムがついて、セキュリティーも完備しています。常夏のマレーシアでは毎日プールに入れます。

食費


900リンギット(1食10リンギット×3回×30日)

食事は一人暮らしならば、外食してもかなり安いです。

1食10リンギット程度で済ませられます。

光熱費


・ 電気代 150リンギット

夜間・休日にエアコンを使用してもこの金額です。

・ 水道代 20リンギット

その他


・ 交通費 150リンギット

・ 通信費(携帯代+インターネット代)130リンギット

・ 交際費 400リンギット

合計3,750リンギット(約10万円)

日本人の最低給与の5,000リンギットをもらっていれば、1,250リンギット(約3万円)が手元に残ります


医療保険について

日本のように社会保険料を給料から天引きするようなことがありません。

病気になった時には、会社が指定する病院で診てもらい、かかった費用は会社が負担してくれます。

そして、会社が提携している病院には、基本的に日本語の通じる医師や通訳がいます。


マレーシア人の労働に対する考え方

日本人とかなり違います。彼らは、たとえ仕事を熱心にしている人でも休みをしっかり取って、バランスよく働くことを心がけています

慣れないうちはイライラする




特にマレーシアでは、約束した期日までに仕事を終わらせられない人が多いです。

マレーシア人は日本人のように
仕事の約束は絶対に守る
という考え方をしていません。
できれば守ろう
くらいに考えています。

このような考え方の下で仕事をするため、日本の社会でガッツリと働いてきた人には物足りなく、時にはあまりにのんびりすぎて、彼らが怠け者であるかのように感じるかもしれません。


マレーシアで働く最大のメリット

マレー系6割、中華系3割、インド系1割以下、その他の移民も含む多国籍国家であるため、国際色が豊かな環境で仕事ができるということです。

研修制度がしっかり整えられている現地法人が少ないため、はじめからOJT(研修)で仕事をすることになります。

日本人のつたない英語でも何とか現地の人たちは聞き取ってくれ、しばらくするとコミュニケーションが取れるようなります

はじめはすれ違いも多いでしょうが、仕事をしていくうちに英語力がぐんぐんと身についていくことでしょう。

日本でどんな英会話教室に通うより、何倍も速く英語が身についてきます。

キャリアアップに期待




マレーシアで働くことは大きな財産になります。自分の仕事のキャリアにかなりプラスとなります。

なぜなら、日本のように移民の少ない、単一民族国家では決して味わうことのない、
・ 多種多様な物の考え方
・ 価値観
・ 文化
・ 風習
があることを知り、その違いを互いに理解し共存するということを、実践的に学ぶことができるからです。

これからは日本においても「国際感覚」が求められます


これからは国際色の強い職場環境で、様々な人の価値観を理解しながらフレキシブルに仕事をすることが求められます。

将来、幅広く活躍できるよう「仕事力」、「英語力」、「交渉力」などのキャリアアップに、マレーシアのようなほぼ先進国に近い、親日の国で働くことをおススメします。(執筆者:鈴木 美代子)

マレーシア在住の筆者がおススメする4つの資産運用法

マレーシアで資産運用するには?

マレーシアは金利が高いことで資産を運用するには大変良い環境であるということをお伝えしました。

今現在も経済発展を真っ最中のマレーシアで資産を運用するとリターンが大きく得られそうです。

では、リスクをしっかり踏まえた上で良い資産運用をするにはどうしたらいいのでしょうか?

まず、マレーシアで資産運用するにはどんな方法があるでしょう?

以下のような方法があります。

1. マレーシアで一年のうちのほとんどを暮らす
2. マレーシアの銀行に口座開設し、定期預金を組んで3%以上の高い金利を得る
3. 投資信託(REITなど)に投資する
4. パームオイル農園に投資する




1. マレーシアで一年のうちのほとんどを暮らす

マレーシアで最も資産を上手に活用する方法は、年間のほとんどをマレーシアで暮らすことです。

つまりマレーシアの居住者になることです。

暮らすということは「衣・食・住」をすることになります。

このマレーシアに暮らすことが一番の節約となり、資産の運用になるのです。

最近のマレーシアは、経済発展が進んで、だいぶ物価が上昇してきているのですが、それでも物価は日本と比べると約1/3程度です。

つまり、お金の価値は日本に置いておくのと比べると、3倍になるということです。

生活レベルに違いもあるので、住居費や食費は人それぞれ多少違いがありますが、日本と比べると全体としてかなり生活費を抑えることができます

その上、マレーシアに住むことによって、各銀行の特別金利のキャンペーンの情報やその他の資産運用に関連する多くの情報も多く得られるため、長期的に見てもかなりプラスになるでしょう。

さらに後で再度お伝えしますが、マレーシアに住んでも住民税が課されることはなく、年間のうち、182日以上 マレーシアに住み、日本の住民でなくなった場合(日本の住民票を抜いた場合)には、日本の住民税が課せられることがありません。

そのため、これまで団塊世代をはじめとするリタイアした年金生活者の方達がここ10年間の間にマレーシアに多く移住してきました

その理由は、マレーシアは、毎日の生活が同じ金額で3倍近く豊かにできる環境だからです。

例えば、20万円の年金を受け取っている方がマレーシアで生活すれば、日本の3倍の価値の60万円を持っているのと同程度の生活ができるのです。

そういう意味でいうと、マレーシアで暮らせば暮らすほど、無理しないで快適に節約ができることになります。


2. マレーシアの銀行に口座開設し、定期預金を組んで3%以上の高い金利を得る

マレーシアで口座開設し、定期預金を組むと1年で3%~4%の金利が付きます。

マレーシアの国内の銀行でプロモーションが度々あるため、預けるタイミングによって3%以上での金利をつけられることもあるのです。

そして、金利に対しては、マレーシアで課税されることがありません

マレーシアに口座開設するためには長期滞在ビザを取得していることが条件です

長期滞在ビザとは、ワーキングビザやMM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)ビザ、そして永住権のことです。

つまり、長期滞在できるビザを所有している方でなければ今のところ原則的には銀行口座を開設し定期預金を組むことができないことになっています。

しかし、例外的にはマレーシアの銀行と個別に日本人のエージェントが直接交渉することで、長期滞在ビザを持たない日本でも口座を開設できることがあるようです。

これは、マレーシア国内の大手の銀行が日本人の富裕層の顧客中心に増やしていくことに対して、最近積極的な動きに出ているからのようです。


3. 不動産投資信託(REIT)に投資する

マレーシアの不動産投資信託(REIT)には現在16社が上場しており、税引き後の配当利回りは5~8%です。課税は10%が源泉されるのみです。


4. パームオイル農園に投資する



赤道直下に位置するマレーシアは世界で数少ないパームオイル樹の原産国で、世界市場の約4割のパームオイルの原産国です。

燃料や食料品、化粧品等の日用品の原料に多く使われている、ヤシ油の原料であるオイル・パーム産業はマレーシアの農業で最大の競争力を持っている産業です。

パームオイル農園経営を証券化し、高い利回りを保証している金融商品が多くあります

最初の6年間は、6%保証、7年後以降は最低9%の配当を保証してる証券化している投資スキームもあります。

ある程度の高い金利が保証されていることからパームオイルの関連の投資信託は売り切れているくらいです。


マレーシアには住民税がない?!

現在、マレーシアで生活していても、日本のように住民税が課せられることはありません。

MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)ビザを取得して、マレーシアで長期滞在を許可されて住んでいる方達が数多くいます。

団塊世代を中心に多くのMM2Hビザの取得者がマレーシアに移住してきています。

その方達は、どんなに長いこと住んでいても、年間のうち、大半をマレーシアで暮らしていてマレーシアの電車・道路、その他インフラを利用したとしても、住民税を課せられることが一切ありません。

また、MM2Hや永住権を取得した日本人は一年のうちのほとんどは日本に住むことがないため、日本の住民票を抜いてしまうので、また再び日本の住民票を入れない限りは日本で住民税を払う義務がなくなります。

一年のうちほとんどは、正確には一年のうち182日以上を日本の国外で暮らしていることで、そうなると日本の非居住者というようにみなされ、確定申告なども免れます


マレーシアでは相続税・贈与税もない!?

さらに日本ではかなり高額に課せられている相続税や、贈与税もマレーシアで課せられることはありません。

しかし、マレーシアに住んでいても日本の居住者となっている場合、つまり日本に住民票がある場合には、日本の税務署がマレーシアで資産運用して利益を得た分の資産に課税をしてきます

おかしな話ではありますが、日本に住民票を置いている日本人に対しては、日本国外の資産運用で利益を得たことがわかると、日本の税務署が高い税金を課してきます。

しかし1年のうち、182日以上をマレーシアで暮らしていれば、日本の方から高い税金をとられることはありません。


為替リスクはどう考える?



今現在、日本円 vs マレーシアリンギットは円高の基調で推移しています。

6年前に日本で東日本大震災が起きた直後には、1リンギット = 25円程度とかなりの円高が続いていました。

その時に多くの日本人が震災後の日本から海外へ出ることを考えて行き先をマレーシアに選びました。

その後、野田政権から安倍政権に替わり、日銀総裁も交代して日銀が円高打開をするための介入による影響などがあり、円安傾向になったため、対リンギットも33~34円程度までいったんは上がりました。

しかし、最近、マレーシア国内の政治不安や、原油価格の低下による影響があって、ここ1年以上は 1リンギット = 25~27円位で推移しています。

そのため、今は円からリンギットに交換には比較的良いタイミングなのかもしれません

ここ最近少しずつではありますが、リンギットが円に対して上がってきているため、もうあと少ししたら、1リンギット = 30円程度にまでなるかもしれません。

そう考えると、今がマレーシアで資産運用をするのには絶好の機会なのかもしれません。

参考元:マレーシア不動産(執筆者:鈴木 美代子)

金利が3%のマレーシアで資産運用 「口座開設」して貯金を増やす方法

日本では、預金がマイナス金利のため、定期預金を組んだとしても金利はほぼゼロなわけですが、海外には定期預金を組むことで結構な金利が付く国があります。

下記の「政策金利ランキング」をご覧ください。


≪画像元:政策金利ランキングより≫



マレーシアで、1年の定期預金を組んで3%以上の金利を得る!



上の金利ランキング(2017年7月現在)で11位にマレーシアがランクしています。

東南アジアのシンガポールの上に位置している国であるマレーシアは、石油や天然ガス、パ―ムオイルを輸出している資源がとても豊かな国です

シンガポールに次いでGDPが高い、東南アジアの優等生です。シンガポールと同じく赤道直下に位置している常夏の国です。

そして近い将来、先進国入りを目指しており、高度成長今真っ最中です。

ここ10年の間で国民所得を倍増することを目標にしており、人口も若い人たちを中心に毎年2割程度も増え続けています。

このような経済発展中にある国であるため、日本では絶対にできないような資産運用ができるのです。

わずか一年間で3%以上の金利が付く


もしマレーシアで銀行口座を開設し、定期預金を組むことができるならば、わずか一年間で3%以上の金利が付いてきます。

さらに5年間の定期預金を組むと、4%程度の金利が付くことになります

もしくは高額で定期預金を組むことによって、わずか1年間の定期預金であっても、4%程度の高い金利を付けられる場合があるのです。

ただし、金利はマレーシア中央銀行が決定するものであるため、常に変動しています。さらにマレーシアの国内の銀行によっても多少金利は異なっています。

2017年現在、マレーシアの金利は3%ですが、これから何年間もずっと高い金利を維持し続けるかどうかはわかりません。

10年程前にはオーストラリアの金利が高い時代があり、日本国内の多くの銀行でオーストラリアの金融商品をこぞって勧めていました。

その頃はまだオーストラリアの金利が6%程度だったのですが、今ではオーストリアの金利はかなり低く抑えられて低くなり、2%程度になっています。

そのため、マレーシアも今後経済発展がさらに進んでいき、先進国入りを果たすレベルになれば、現在のような高い金利でなくなる可能性が大きいということなのです。


マレーシアの銀行のペイオフ制度



次にマレーシアの銀行のペイオフ制度についてお伝えします。

マレーシアの銀行も日本の銀行と同じようにペイオフ制度をとっています。

日本国内の銀行がつぶれてしまうことは、簡単に想像できません。日本経済が新興国の経済に比べれば強いと思われていることからしても、そのように考えられます。 

まだそこまで国の経済が安定していないマレーシアのような新興国では果たしてどうなのだろう? と思われる方もずいぶん多くいらっしゃるかと思います。

これはマレーシアに限らずですが、海外の新興国で金利の高い国の銀行となれば、突然何が起こるかわからないのではないだろうか? と思われて当然です。
 
なぜなら、一般的に「リスクのないところにはリターンがない」といわれているからです。

そのため、それなりにリスクに対しての補償があるかどうかを確認してから投資することが重要だと思います。

上限は日本円でおよそ675万円程度


マレーシアの国内の全銀行においてペイオフ制度をとっており、上限は25万リンギットとなっています。

現在の為替相場(2017年10月10日現在)では1リンギット=約27円で、日本円にすれば、およそ675万円程度です。

ペイオフ制度は、1つの銀行の口座に対しての補償であるため、もしあなたが2,000万円程度の貯金をリンギットに替え、マレーシア国内の銀行で安全に運用をしたければ、3つの銀行にお金を分けて預け入れ、定期預金を組めばいいのです。

つまり、マレーシアの国内にある3つ以上の銀行に定期預金の口座を一つずつ作り、そこに25万リンギット相当(約675万円程度)を入れておけば、たとえマレーシアの銀行に何かあったとしても補償されるのです。

くり返しますが、ペイオフの範囲内の金額で定期預金を組んだことになるので、もしマレーシアの経済が破綻し、銀行が潰れたとしてもこの範囲内であれば預けたお金は補償されるわけなのです。

マレーシアの3つ以上の銀行にそれぞれ675万円程度の金額の貯金を均等に分けて預け入れ、満期が来ても引き出さずに利子もそのまま定期に組み込んで、複利で年利3%のまま何年も回し続けていくと、1年間で金利分が60万円ずつ増えていくのです。

そしてその金利の分が元金にプラスされていきます。つまり毎年元金の定期預金額が増えて、再投資ができるのです。

このように、そのまま据え置いて、複利で何年も定期のままで続けて預け入れておくことにより、雪だるま式で預金額が増えてくことになります。

マレーシアの金利は変動するので注意が必要


しかし、それはあくまでマレーシアの金利が3%のままで維持している事が前提になります。

マレーシアの金利は変動するものですので、この先何年もずっと変動することなく、ずっと3%のままでキープしていかれるとはいえません。

そのため、いつ口座の解約をしてもいいように1年ごとに定期預金の増えた金利の分だけ普通預金口座に振り替えるようにし、元本だけを更新していくことにしてもいいのです。

そのようにしたら、普通預金口座に振り替えられる金利の分をマレーシアでの生活費やその他の貯蓄に回すことができ、かなりお得にマレーシアでの生活ができます。

ある程度の期間、資金を置いたままにできる方にはおすすめ


このような資産運用が可能なため、ここ10年以上もの間、マレーシアが移住したい国ナンバー1の国としてリタイアした団塊世代の年金生活者の方が多く移住する先として人気をキープし続けているのです。

ただ、金利が高いとは言っても、当然為替リスクがあるため、円 → リンギットに替えた時点のタイミングよりもその後のリンギットの価値が下がってしまった場合にはその分の損失が生じてしまいます。

もし損失がかなり大きい場合には、金利で得た利益より損失した額が上回ってしまうことも考えられます。

ただし、株などの投資と同じように考えて、ある程度の期間はマレーシアに資金を置いたままにできるのであれば、リンギットの価値が再び上がってくるまでマレーシアの銀行口座にリンギットのままにしてお金を預け続け、再び価値が上がったタイミングで解約すれば決して損をすることはないわけです。

以上のことを踏まえた上で、マレーシアで口座開設し、高い金利を受け取って資産運用をすることができます。


マレーシアで口座を開設するには?

マレーシアで銀行口座を開設するためには、マレーシア政府が長期滞在を許可しているビザを取ることが原則的には必要です。

長期滞在ビザには次の3つのビザがあります。

1. ワーキングビザを出してくれる会社で勤務する
2. MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホームビザ)を取る。
3. 永住権を取る。

1. ワーキングビザを出してくれる会社で勤務するためには、マレーシアに駐在として赴くか、マレーシアの現地企業で雇用してもらい、ワーキングビザを発行する手続きをしてもらう必要があります。

2. MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホームビザ)を取るためには、ある程度の財産を持っていることを所有しそれを証明できる書類を金融機関から取り寄せることや、毎月の収入を証明できる書類を取り寄せて、マレーシアの政府から10年間の長期滞在ができるようにビザ発行の許可を取り付ける必要があります。

個人的にビザの申請をしようと思うと、結構大変で時間もかかりますが、ビザ取得の専門エージェントに頼めば、自分で取得するよりもかなり手間と時間をかけずに取得することができます

MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホームビザ)の取得条件など詳細については、別途お伝えしたいと思います。




さいごに

以上のお伝えしたように、マレーシアで銀行口座を開設するには長期滞在のビザが必要なのですが、ここ最近は通常の観光ビザでマレーシアに来ている旅行者であっても、財産の金額にはそれほど関係なく、預け入れができると銀行が認めた方に対しては、例外的に口座開設をしてくれる銀行も出てきているそうです。

口座の開設は、長期滞在ビザ所有の方以外の方はマレーシア政府によって、していけないと禁じられているわけではなく、各銀行で単に口座開設の条件を長期滞在ビザの所有者に限定しているだけのようです。

そのため、銀行自体が口座開設を許可すれば、旅行者で口座開設ができる場合があるです。

ただし、それはあくまで例外的なケースです。

長期滞在のビザなしで口座開設を希望される方は、現地日本人エージェントに仲介をしてもらう必要があるようです。

そして、まずは始めに、通常の観光ビザで90日以内の滞在は可能なので、口座を開設するかどうかの判断をする前には、一度マレーシアという国がどんなところかを旅行者の視点でご自身で視察しに行ってみることをおすすめします。(執筆者:鈴木 美代子)

海外移住したい国No.1の「マレーシア」に移住して3年の筆者がレポート 生活費は日本の1/3程度、豪華で快適な生活

シンガポールの真上に位置する、赤道直下にある常夏の国、マレーシア。

東南アジアの中の優等生と言われるマレーシアで生活することの魅力を3年程度現地に暮らしている著者がご紹介します。




物価が日本の1/3程度のため、住めば住むほどにお得に!

マレーシアは東南アジアの中でシンガポールに次いで、経済発展をしている新興国です。

しかし、シンガポールはもうすでに先進国入りしているため、物価も日本並みかそれ以上に高くなってしまっているので、生活していてもお得感はありません。

それに比べ、マレーシアはかなり経済も発展していますが、まだ先進国入りする手前であるため、物価はシンガポールほどは高くありません

特に、「衣・食・住」に関しては日本と比較すると 1/3程度で済んでしまいます

しかも、それほどクオリティを落とすこと必要がなく、快適に生活できて、節約ができてしまうのです。

私は正直言いまして、多くの日本の方々にマレーシアを宣伝し、たくさんの方をマレーシアに来てもらうことをしているつもりはありません。

あくまでマレーシアがいかにお得に節約しても快適に生活できる国なのかを事実としてお伝えするだけにすぎません。

これまでにマレーシアは「海外移住したい国ナンバー1の国」として、あちこちのメディアで取り上げられ、紹介されています。

実は私もこういったメディアの情報を元にし、4年ほど前にマレーシアへの移住を決めたのです。

マレーシアの国の持っている将来性、ポテンシャルを考えると、ただ単にお得に節約生活できる国としてだけでご紹介するのは物足りない気持ちもあります。

しかし、マレーシアと日本の物価の差はかなり大きいため、まずは皆さんに節約生活ができる国であることをお伝えすることにしました。


マレーシアは、日本人にとっていろいろな意味で住みやすい国

住むということは、その場所で「衣・食・住」しますので、この「衣・食・住」がお得にできるのはいいのだけど、実際に生活はしやすいの?

と考える方への問いにお答えしたいと思います。

これについては人それぞれ考え方がありますので、一概に「マレーシアは絶対住みやすいです!」とはお答えすることができません。

それでも確かに言えるのは、日本の生活費を1/3程度に節約でき、それほどまでは不自由しない程度に暮らせる場所という基準でとらえると、かなり住みやすい国といえるのではないかと思います。

日本の便利さ、清潔さを同じようにマレーシアに求めるならば、暮らし始めは特に不便な感じを受けると思います。



住まいに関して


日本のスタンダードに合わせて、住まいを選び、日本食に近い食事を日々するとなると、外国なのでどうしてもそれ相応にお金がかかるので、節約できるとは言えません。

ただし、住むことに関して言えば、日本の地方都市に住むくらいの金額を出せば、マレーシアの都心に近い場所にある、高級な部類のコンドミニアム(日本のマンション)に住むことができます。

一般的な、日本人が住むようなグレードのコンドミニアムは、日本円で約6万円程度から借りることができます

この位の金額を毎月払えば、セキュリティーがしっかりしていて、プールやジムなどの設備も完備している住まいが借りられます。

家族3人の生活費


それから、下記の生活費の計算は家族3人である、我家の生活費を元にしていますが、光熱費は水道代が月1,000円程度、ガス代は500円、電気代は日本と同等に近くかかり6,000円程度という程度です。

食費は、やや多く6万円程度かかっています

そして、基本移動は車のため、それにガソリン代・駐車場代が約3万円程度プラスします。

1か月の生活費をトータルで計算してみると、

家賃 約7万円
光熱費 約6,000円
通信費(携帯、インターネット代)約4,000円
食費 約6万円
ガソリン代 約2万円 
駐車代 約1万円

= 約17万円/月 

ちなみに私は夫と子供一人の三人で生活しています。

そして、最もお得感が大きく感じられるのは、家賃です。

日本では、アクセスが比較的便利な地方都市に住んでいましたが、それと同等の金額を出して都心に近くのセキュリティーが完備されたコンドミニアムに住んでいます。



食費について


食費は昼は外出しているため外食がほとんどですが、6万円程度で抑えられています。

ただ食費は、人それぞれ食生活が違い、日本のままでないとだめだという人か、場所が変わればそこに合わせて変えられる人なのかという違いによって結構な誤差が生じますので、一概に半分程度に安くになりますと言い切れません

マレーシアにはマレー系・中華系・インド系の、3つの民族が住んでいて、その中の中華系マレーシア人の味覚はほぼ日本人と同じに近いので、外食をしに中華系レストランに行くと、ほとんどの日本人は違和感を感じないで食事ができると思います。

以上、私自身のマレーシア生活を元にマレーシアで節約生活ができるのかをお伝えいたしました。

さらに節約上手な方は自炊だけにして食費を安くできるので、生活費を抑えられると思います


さいごに

日本から移住する方でもそれぞれの食習慣など生活水準に違いはありますので、全ての方がお金の価値を三倍にできるわけではないですが、私自身はマレーシアに住むことでかなり節約ができていると思います。(執筆者:鈴木美代子)